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2019/02/05 21:19
Ferriを回顧【2019年2月1週】
デビュー週は出だし、開発者が足を引っ張るまさかの前半土曜。その後、Ferriが長く良い脚(日曜回収率111%)を使うもプラス収支に届かず…まぁFerriの安定感(38Rでプラス収支は全予想家中トップ!)は示せたのでそこそこ評価できるスタートだったのではないでしょうか。爆発力の点では、きさらぎ賞で「期待値4.5」のタガノディアマンテが2着に入り、穴馬発掘法の一例を示せたのは良かったと思います。
さて、本題の回顧ですが客観的に行います。まずはオッズ比率に応じた金額を盲目的に購入した場合、どの期待値レンジを購入対象とすればプラス収支に転じるかを評価します。期待値1以上で当然プラスになるのが机上の理想ですが、Ferriは過去の実績しか評価していないため中々そうはいきません。例えば今年の結果をシミュレーションすると単勝は期待値2.94以上でプラスに転じます。
2月1週のシミュレーションの結果、単勝では「期待値1.38以上」のレンジでプラス、「期待値1.58以上」のレンジで最大収益(回収率133%)でした。先週末はFerriがかなり有効であった=全体的に実績がものをいう傾向にあったといえます。
次に、高期待値馬の結果を振り返ってFerriの悪いところを探します。ここでは期待値順に「人気よりも走らなかった馬」をピックアップしていき、共通性を見つけていきます。すると、2つの悪癖候補が見えてきました。
(1)長期休養明け後、凡走しかしていない馬:キングドンドルマ、ブルベアパンサー
このタイプは過去にメイショウツレヅレ、マイネルサイルーンなど成功例もありますが、それにしても過剰評価し過ぎている気もするので補正法を検討します(プログラム修正を実施する際は、この日記で予めお知らせします)。
(2)ダート準OP以上のクラス:メガオパールカフェ、トップディーヴォ
原因は明らかで、ダートデビュー馬の基礎値を毎年変えていたからです(芝-ダート間の評価均衡化のため)。1000万クラスまでは新陳代謝が激しいため自然と問題は解消してしまいましたが、ダート準OP以上は能動的に修正していかなければならないかもしれません。一方、メガオパールカフェは前走フロック視による過小人気が起きていた可能性もありますし(実際にフロック気味な結果でしたが)、トップディーヴォは直線で四位騎手が2度ほど左後肢の方を振り返って見ていたように若干のアクシデントがあったのかもしれません。いずれにしてもダート準OP以上のクラスの取り扱いには注意が必要そうです。