Ferriを回顧【2019/2/16-17】

　漢字が多いと読みにくいので、期待値を『EV』と略します。

　常法に従って先週末の結果をシミュレーションしたところ、複勝では「EV3.82」以上で最大収益（回収率143％）、損益境界の下限は「EV3.23」となり、Ferriにとっては低調な週末だったようです。
　低調の原因を詳しくみると、サブライムカイザー・アップライトスピン・ハローユニコーンといった単勝10倍程度の比較的人気がある馬が軒並み4着だったことが響いています。配当固定盲目買いは大穴的中によるバイアスを無視できる一方、鉄板が外れると甚大な影響を受けるため、人気サイドほどリスクが高いといえます。
　年間シミュレーションを更新すると、単勝は「EV2.65（前回2.42）」、複勝は「EV2.57（前回2.32）」が損益境界の下限と変わっています。

【先週のEV2.5以上の正解馬】
ユラノト（EV5.7）・サイモンラムセス（EV4.1）・ブルベアクワイ（EV3.8）・アマルフィコースト（EV2.7）
　ほとんど重賞ですね。基本的に『当てたい＞儲けたい』バイヤーが多いレースは高EV馬が出やすいです。

【先週の高EV凡走馬トップ3】
・日曜（2/17）京都12R　10番リヴァイバル（EV5.6）　7番人気12着
　牝馬限定戦だからチャンスと踏んだが、やはり適距離ではなかったという感じで若干行きたがっていたように見えました。距離に不安を感じる馬は＋αで個別に検討した方が良さそうですね。

・日曜（2/17）東京12R　7番トラストロン（EV5.1）　9番人気11着
　昇級初戦だがペースはむしろ遅いし、持ちタイム等を考えればもっと勝負できてもおかしくなかった。道中、馬群に入った方が気が紛れるタイプかな？事故的な凡走だった気がします。

・日曜（2/17）小倉12R　3番メイショウシャチ（EV5.0）　10番人気13着
　直線入り口で2・3着馬に合わせていれば勝っていたと思います。厚い馬群の壁に阻まれたことが全て。それも競馬ですよね。