Ferriを回顧【2019/6/22-23】

　先週末の結果をシミュレーションしたところ、複勝は全域マイナス収支（最大回収率はEV1.8以上を購入した場合の96％）、単勝も全域マイナス収支（最大回収率はEV0.8以上を購入した場合の83％）でした。悪夢再び…。「俺プロ」はノーブルテラ（EV2.8）の一撃でプラス収支に滑り込めましたが何だかなぁ…。
　個別に見ると、ハナズレジェンド（EV6.9）とトラストロン（EV4.8）の超高EV馬が惜しくも3着に入れなかったのは時の運だから仕方ないとして、単勝10倍前後のアルーアキャロル（EV2.7）とイルヴェントドーロ（EV2.7）の馬券圏外が痛恨だったようです。この2頭に共通するのは同一コースの新馬戦を勝ち、その際の指数が非常に高いことでした。新馬戦は全馬が初出走なのでいわゆる物差しがなく、たまに過剰に高い指数が出てしまうことがあります。競走成績が上乗せされていくと過大な外れ値も無視できる範囲になっていくのですが…結果論として上記の2頭は若干過大評価してしまっていたかもしれません。応急的には新馬戦の高指数外れ値を見つかり次第除去していき、それでも問題が続くようなら抜本的なプログラムの修正を検討します。
　年間シミュレーションは、複勝の最大収支の閾値がEV3.79（回収率119％）に若干悪化、単勝は相変わらず全域マイナス収支（最大回収率はEV4.18以上を購入した場合の97%）でした。


【ウマい馬券の反省】
・土曜　阪神6R　ハギノベルエキプ（EV2.2）5番人気2着
　直前にオッズ下降。道中手応え良く先団で進めたが、直前にいた勝ち馬をかわす気配を見せられず力負け。結果は予測より低いが2走前と同程度の指数。

・土曜　東京7R　カフェプリンス（EV6.4）13番人気5着
　好ダッシュからリズム良く逃げるが、3コーナー手前でまくられ、直線で再び先頭に立つも最後は飲み込まれた。結果は予測よりやや低指数。

・土曜　東京8R　ハルキストン（EV1.5）4番人気競走中止
　前日の想定ではもっとオッズが高いはずだったが…。3つ目の障害でバランスを崩して落馬。難波騎手のケガ（頭部外傷、左肋骨々折、左鎖骨々折の疑い）が少しでも軽いことを祈ります。

・土曜　東京10R　エトルディーニュ（EV3.7）8番人気10着
　出負けした以上に何度もバランスを崩して競馬になっていなかった。道悪が不得手なだけなら良いが…結果は予測より低い前走並みの指数で、長期休養前の状態に戻る気配はまだない。

・土曜　函館11R　カゼノコ（EV3.0）8番人気11着
　出足がつかず後方追走はいつも通り。3コーナーから先団がスパートした際に置いて行かれ、結果は予測より低指数。スピード決戦に対応できなかったか。

・土曜　阪神11R　エンヴァール（EV4.1）13番人気17着
　先団の内目で進めるが、外に行くほど伸びる馬場で内に押し込められたら勝負にならないのは宝塚記念のレイデオロにも言えること。結果は予測より低指数。

・土曜　阪神11R　ハナズレジェンド（EV6.9）16番人気4着
　エンヴァールとは対照的に中団外目で進め、直線入り口では勝ちそうな手応えだったが惜しくも4着。結果は予測並みの指数。

・土曜　東京11R　エレクトロポップ（EV3.2）9番人気7着
　スタート後、好位を取るも徐々にポジションを下げる。おそらくペースが速いと感じて対応したと思われるが、それでも後方の馬たちに飲み込まれた。結果は予測よりやや低指数。距離がやや長いか。

・土曜　東京11R　プロトコル（EV3.5）10番人気11着
　集団のペースについていけずに直線入り口で最後方。伸び脚もみられず、改めて戦績をみると乾いたダートで激走するタイプ＝道悪は良くないかも。結果は予測より低指数。

・日曜　函館9R　ヤマニンベルベーヌ（EV2.9）11番人気7着
　先団外目の絶好位で進めるが、4コーナーで既に苦しかったのか、直線で手前を替えなかった。結果は予測より若干低指数。

・日曜　阪神9R　リュニヴェール（EV6.9）12番人気10着
　前半1F10秒台が2回続く高速ラップについていけず。ゴールまで止まっていなかったがバテた馬群に突っ込んでしまった。結果は予測よりやや低指数。

・日曜　東京11R　キョウワゼノビア（EV1.5）7番人気3着
　前日の想定ではEV5を超えていたのに…。手応え良く中団外目を進める。直線は追い出した後に進路変更を余儀なくされた。結果は予測並みの指数。


EV：期待値