オルヴィエート、安らかに。

悲報から数日たちました。
掲示板を見ると、いろんな方にそれぞれの思いがあるようです。

私には厩舎やクラブを責める気持ちはありません。
オルヴィの事故については、
決して０％には出来ない事例であり、起こりうるリスクと理解しています。
死なれた方もつらいですが、
死なせた方はもっとつらいと思っています。
オルヴィエートは「これから加速する」と分かっているゲート試験でも
乗り手の体が置いていかれるほど一瞬の素早さを持っていた馬です。
そんな馬に気性的に油断ならない面があるのですから、
普段から細心の注意を払っていたでしょう。
防ぎたくても防ぎきれなかった・・・
自責の念や喪失感は計り知れないものがあると思います。

毎日触れ合って気持ちを通わせようと努力し、手塩にかけてきた存在を喪った時の悲しみの度合いは、それこそ桁違いなんじゃないかなと思います。

私に出来ることは、ここまで順調に育ってきてくれたオルヴィエートを懐かしみ、
慎重に育てて頂いた関係者の方々に感謝し、
これから広がっただろう未来を惜しみ、
少しでもこういった事例がなくなるよう願うだけです。

改めて、オルヴィエート号の冥福を祈ります。合掌。