感動の一日

まずは福島の最終レース、復帰３戦目で鮮やかに復活を遂げたレッドジゼル！
好発からサっと２番手に取り付き、終始逃げ馬にプレッシャーをかける形。
脚をタメていた馬たちが襲い掛かってきた頃合を見計らってスパート、
逆に引き離していくという、痺れる競馬でした（≧ー≦）
こんな競馬が見たかった・・・！
有難うジゼル！！！

そしてフィギュアグランプリシリーズ中国。
オリンピック金メダリストの羽生結弦選手や、
女子の新エース村上佳菜子選手が出場する注目の一戦です。
村上選手は、今回はプログラムを両方「オペラ座の怪人」にして、
ＳＰでは女性を演じ、Ｆでは男性を演じるという気合の入りよう。
４年前からずっと使いたかった曲ということで、彼女にとって非常に大事なプログラム。
男性役が見事に嵌っていて、カッコ良かった（≧ー≦）
名プログラムに育つ予感です！！！
男子は羽生選手。
演技前の、６分間練習の時に中国のエンカン選手とぶつかってしまい、
アゴを氷に打ちつけ頭がハネ上がるほどの衝撃的な事故となってしまったんです。
動けない羽生選手、首すじにつたう血・・・。
現地リポーターの松岡修造も「個人的には棄権して欲しい」と言っていました、
私も「無理しないで今回は棄権して！シーズンはまだ始まったばかり」と思っていました、
中国のエンカン選手は棄権を発表しました。
でも羽生選手は滑る意思を表し、再開された練習に現れました。
羽生選手が滑ると知って、練習には現れなかったエンカン選手も出場！
こんな展開、漫画にしかないと思っていましたが・・・
試合開始前、羽生のところに行ったエンカン選手に、羽生選手の方から腕を伸ばして
二人は握手していたんです。
二人とも凄い・・・。
得点が出た時、感極まった羽生選手から涙が溢れ出ました。
良かった、頑張った、ありがとう・・・
私にはその言葉しか浮かびませんでした。
「どんな時にも逃げない」
それが羽生選手だと、織田信成元選手が語っていました。

・・・その後に滑ったロシアのコフトゥン選手には演りづらい雰囲気だったかと（＾＾；
ミスもありましたし、結果は優勝でも全然嬉しそうじゃなかったです。
彼は彼で、ＳＰとＦで合計５回の４回転という前人未到のプログラムに挑戦しているので、
この二人がお互い完璧な演技をしたら、どうなっちゃうのか見当もつきません。
願わくばグランプリファイナルで、再び演り合えますよう。
今はひたすら羽生選手、エンカン選手の順調な回復を願います。

脳震盪を起こした後にジャンプとかスピンとか、
急に動きを止めるとか、
ジャンプして回るとか、それが４回転とか、
今考えても怖い、怖かったです。
どうか何事もなく、次の一戦を迎えられますように。

毎回愛馬のレースの後にも同じように思うんですよね（＾＾；
何も起こらないことの「有難さ」を感じます。

今日の新馬戦でも、何事もなく全馬完走でレースが終了するよう、
心から願っています。