土曜の勝利と、日曜の引退と。

土曜日。
中山１Ｒでマイティーハニーが勝ちました。
骨折明け、初ダート、転厩初戦ということで、不安材料がない訳ではない中、
見事なチギリ勝ちを見せてくれました。
この日は他に、出走したＰＯ馬も軒並み勝利。
ラウレアブルーム、レッドライジェル、ストレンジクォークと、
怖いくらいに好調な一日でした。

日曜日。
中京の障害戦に出走したアイビーフォールドが引退となりました。
脚元をだましだましの初障害、荒れ馬場で中京コース、転厩初戦と不安も大きい中、
それでも「もしかすると」の期待は持っていましたが、
繋靭帯断裂で１４着という結果に終わってしまいました。
８歳まで走ってくれたアイビーには本当に思い出がたくさんあります。
私が一口を続けて来られたのも、アイビーがコツコツ頑張ってくれていたからです。
「アイビーが現役の間は」という気持ちでいた部分もあります。
一昨年から「もしかするとこれが最後になるかも」という思いがよぎっていて、
マイティースルーの初仔に出資確定した時は
「これが最後になっても悔いはない」という気持ちがありました。
マイティースルーは、私がキャロに興味を持つきっかけになった馬で、
産駒が募集されたら出資してみたいなと思った当時唯一の馬だったからです。
その仔が勝ってくれた翌日に引退になるなんて、
アイビーが、まるで「次はハニーが現役の間は頑張りなよ」って言ってるようで、
その巡り合わせの不思議さに、しばらく何も考えられませんでした・・・。

その後、トリトンＳでレッドファルクスが勝ちます。
前走が前詰まりでもったいない競馬だったので、きっと勝てると思っていましたが、
思ったよりもずっとあっさり壁を破ってくれました。
ハニーと一緒に追い切りしてくれたんですよね。
尾関厩舎とハニーがますます楽しみになり、その気持ちが心を和らげてくれました。

アイビーが残してくれたものを、しっかり抱きしめて、
残る愛馬たちを見守っていこうと思います。

びーくん、今まで本当に有難う。