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2016/12/18 23:28

朝日杯FS

阪神に舞台を移して3年目となる2歳頂上決戦。
制したのはサトノアレス。管理する藤沢和雄調教師は先週のソウルスターリングに続き、2週連続の2歳G1制覇となりました。ノッてますね。
サトノアレスに関しては、前走ベゴニア賞時にマイル適性の高さを感じましたが、次の重賞が試金石になる、と微妙な言い方をしていました。いや、強かったですね。外を回って破壊力ある脚ですぐ内にいたミスエルテ以下を一気に飲み込みました。ディンヒル肌でパワーがあると指摘してもいましたが、やや緩めで力を要する馬場になって適性も生きたのだと思います。今回のメンバーならこの馬が勝ってもなんら不思議ではありません。
2着のモンドキャンノも実力をいかんなく発揮しました。筋肉のパワーはこのメンバーでもピカイチですし、体格や骨量もあって力のいる馬場が合いました。折り合いの難しい馬ですが、マイルまでなら特に問題はないでしょう。ただ、これ以上筋肉が固くなってしまうと伸び悩むかもしれません。
牝馬の挑戦で注目されたミスエルテは、中段で折り合いをついていたように見えましたが、直線では伸びあぐね4着。敗因は複数あるでしょうが、明白ですね。まず緩い馬場で持ち前のバネが生きなかったこと。体も減り気味で、前走後のダメージが抜けきらず目標を今週にずらした、という状態面も結果論ですが影響しているでしょう。そしてパドックから返し馬、ゲート入り前まで終始入れ込みがきつく、これで体力も消耗してしまいましたね。冬だというのに発汗も多かったですから。動きを見ているだけで非凡なバネを感じさせる馬だけに楽勝まであるかと思っていましたが、やはり大レースをものにするには精神面の成長も必要になってきますね。来春、大人になった姿を見せてくれることを期待したいです。
馬券的には12番人気のボンセルヴィーソが3着に逃げ粘って波乱の立役者となりました。上位2頭もそうですが、この馬も体格に恵まれて力のいる馬場が味方しました。ちょっと勝ち味には遅そうなタイプですが、マイル適性は高い馬です。
総評としてはやはり、力のいる馬場への適性が上位3頭と4着ミスエルテの勝敗を分けた感じがしますね。パンパンの良馬場ならまた結果は違っていた気がします。まあ馬場への適性も問われるという現代競馬を象徴するようなレースでした。
今年のこのレースは牡馬のレベルが低いのではないか、とも言われていましたが、少なくともマイル路線に関してはこのレース上位2頭が来春にかけても有力だと思います。ただ、クラシック戦線となると顔ぶれががらりと変わってくる気がします。クラシックを占うという意味では、難しいレースなのかなと思います。

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    2016/12/18 23:44 ブロック