266件のひとこと日記があります。
2020/12/27 19:28
≪有馬記念・回顧2020≫
01着◎クロノジェネシス
有馬記念初騎乗で1番人気という相当なプレッシャーもあったろうが、北村友一騎手のほぼ完璧なエスコート。前半は後方追走も徐々に進出し直線で仕掛けるタイミングもバッチリ。猛追した2着馬の勢いも凄かったが、勝ち切るあたりがGI複数勝ち馬の貫禄。それにしてもクロノロジストの仔はタフな良い姉妹。
02着△サラキア
小回り小倉〜道悪府中〜高速阪神と全く異なる条件ながら上がり最速で台頭して来たこの夏からの覚醒が、本物であったことを証明する怒濤の末脚。これで引退というのは本当に勿体ない。半弟サリオスの評価や距離適性も上がりそうだが、同じ母でディープ産駒とハーツ産駒だとどちらかに偏る印象もあるので、勝ち馬の姉妹と同列には扱えない気もする。
03着△フィエールマン
秋天前はノーマークだった専門誌や予想家陣が手の平を返すように有力視していたが、荒れ馬場の中山よりは明らかに府中向きで、JCならそれこそ三冠馬3頭に割って入る重い印を打とうと思っていたが、詰めて使えない体質。週中、某掲示板等で一部前脚の腫れが気になっているといった怪情報も流れており、人気ほどの信頼度はないと印を落としてしまった。しかしそこは流石のディープ牡馬史上2位のGI3勝馬の底力に、鞍上ルメールの積極騎乗。馬場状態を見込んで、いつもより前目の競馬をしたのが流石。最後差されたのは、まさに馬場適性の差。レース選択次第で来年もGI勝利を積み重ねられそう。
04着△ラッキーライラック
福永騎手だとしっくりくるこの着順(^^;良く走っているが、やはり実績通り軽い馬場向き。同世代にアーモンドアイというき巨大な壁が居ながらGI4勝の功績は立派の一言。オルフェーヴル産駒としてはエポカドーロが早々に戦線離脱してしまい孤軍奮闘状態だったが、ここへきてようやく、ダート・芝問わず距離も1200m〜3600mと実に幅広い分野で産駒が活躍し始めたので、安心して繁殖入り出来る。良い仔を産んで欲しい。
05着(同着)☆ワールドプレミア
状態よく鞍上の乗り方も問題なかったように見えるが、この辺が同じ菊花賞馬でもGIを3つ勝っている3着馬との差。去年先着出来たのも、相手が凱旋門賞帰りだったからか。
05着(同着)○カレンブーケドール
序盤でもう少し前目に付けても良いかと思ったが、乗り替わり池添騎手の手綱捌きは特に問題があったわけでもない。奇しくも同着となったワールドプレミア同様のローテ、とりわけこちらは三冠馬との僅差が大激戦で疲れが残っていたか。今のレース間隔だとJC→有馬というパターンは、マイナス要素の方が大きいのかも知れない。また、同着で辛うじて掲示板独占を阻み意地を見せた形だが、ノーザンファームと社台ファームの決定的な差の現れとも考えられる。
秋華賞で出走した4頭が揃って2桁着順に惨敗して以降、大逆襲とばかりにノーザンファーム生産馬が数々のGIで上位独占を連発してきた。昨日も先週もそう。その点について、ツイッターでつぶやいていたものの、そのことをすっかり忘れ、ノーザンファーム縛りの馬券構成を想定していなかった(^^;まず、非ノーザンファーム馬を切るところから入れば、かなり頭数も絞れ、カレンブーケドールではなくフィエールマンを2列目に組み込めた筈。
当然、後の祭りの結果論であり、ノーザンファームが上位を独占するのも毎年必ずというものでもなく、ここ数週の流れを読み取ってこそのもの。
今回は大混戦模様で、かなり迷った末の多点買いだったが、もっと普段の回顧やつぶやきをじっくり思い返しながら予想を組み立てられるよう改善して行きたい。
香港Cを当てて以降、中央競馬は完敗つづきで終焉となってしまったが、一年の締め括りはそう!大井の東京大賞典でこそ“終わり良ければすべて良し”となりますように・・・