４月２９日の天皇賞・春

昭和の時代、天皇賞・春は天皇誕生日である４月２９日にやっていた。
日曜日でなくてもこの日だけはわざわざ競馬開催日になっていた。
フジテレビでは通常の競馬中継はなく、３時のワイドショーの中で突然レースが始まるという不思議な状態。
（ＮＨＫは普通に競馬中継をしていた）

平成元年はすでに競馬番組が発表されていたため、月曜日の４月２９日、
平成２年はたまたま４月２９日が日曜日だったため、４月２９日開催となり、
平成３年から４月２８日ではなくなった。

ちなみに、その後では、４月２９日が日曜日だった平成１３年と平成１９年、平成２４年に天皇賞が開催されている。

最後の非日曜日開催の平成元年の天皇賞・春を勝ったのはイナリワン。
公営から転厩して２戦小島太騎手騎乗でイマイチなレースが続いていたイナリワンだったが、
乗り替わった武豊騎手のマジックがさく裂し、驚異の５馬身圧勝。

武豊騎手はこの年Ｇ１を４勝、武豊騎手時代の幕開けの年でした。