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2025/11/03 07:43
フォーエバーヤングの偉業と競馬の進化40年
フォーエバーヤングのBCクラシック制覇に感動した人は多かったでしょう。
もうドジャースはいいや、と思っていたら、ヤマモト伝説が上書きされてさらにビックリしました。
それはともかく、インタビューで矢作師が「日本がサッカーW杯で優勝したような感じ」と言っていたのが印象的。私が競馬を見始めた40年ほど前、日本競馬も日本サッカーも世界から見たら「箸にも棒にも」のレベルでした。それが40年経って、日本馬は世界で次々と活躍するようになりました。日本サッカーも代表戦はまだベスト16までですが、個々の選手は世界のトップリーグで活躍しています。これが40年の進化。
競馬の進化の要因を3つ挙げて、ちょっと長文を書いてみます。
1つめはノーザンファーム。血統から育成まで様々な改革をして、大きな成長を遂げました。メジロ牧場・トウショウ牧場・西山牧場は廃業、シンボリ牧場も見る影なし、ノースヒルズ・下河辺牧場・ビッグレッドファームは何とか頑張っていますね。
2つめは栗東坂路。これができる直前は関西馬はG1でほぼ通用しない時代でした。これが出来て調教改革が始まると情勢は一転して、G1のほとんどを関西馬が勝つ事態になりました。関東の改革は遅れてしまい、藤沢厩舎など一部の厩舎以外はしばらくほとんど活躍できませんでした。
3つめはサンデーサイレンス。サンデー産駒の爆発的な活躍を受けて、サンデーとの相性の良い血を次々と導入したことで、日本の血統構成を一気に塗り替えてしまいました。私が競馬を始めたころに流行ったゲーム「ダービースタリオン」のトップ種牡馬の名前は今のトップホースの血統表ではほとんどみることができません。ノーザンテーストがいくつか残っていて、キタサンブラック(テスコボーイ)、シーザリオ(マルゼンスキー)が古き血を残しています。
感慨深い1日となりました。最後にもう一度、フォーエバーヤング、ありがとう!


