競輪
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2015/05/25 19:35
【馬体理論】マンハッタンカフェ産駒
マンハッタンカフェ（以下ＭＣ）自身は、３歳の夏以降に頭角を現してきた「やや晩成型」で、菊花賞、有馬記念、天皇賞（春）を制したステイヤーでした。
しかし、その血を色濃く受け継いだと言える産駒は、ヒルノダムールただ一頭です。
産駒の多くは、勝ち上がりが早いわりに古馬になってからの成長が乏しく、３歳で開花しなければ古馬になってもＧ�気任論錣┐覆ぁ⊂�粒で早熟という傾向があります。
なぜＭＣ産駒は「奥」がないのか？
ＭＣ産駒の出世を阻む最大の欠点は、バランスの悪さです。
筋肉の質は悪くないのですが、バランスが悪いためにじっくり鍛えても伸びません。
出世頭のレッドディザイアでさえ、バランスが悪く、３歳時の勢いを古馬になってからは持ち込めませんでした。
ＭＣ産駒の中にあって、ヒルノダムールはバランスが良いほうです。３歳から動けていたので、晩成型ではありませんが、成長の余地も残していました。
オークスで明暗を分けたルージュバックとクイーンズリング。どちらがＭＣ産駒らしいのかと言えば、クイーンズリングです。ＭＣ産駒の特徴が、馬体にハッキリと出ています。
従って、クイーンズリングは早い段階で成長が頭打ちになるでしょう。
対するルージュバックは、ＭＣ産駒特有のバランスの悪さがありません。牝系の血が色濃く出たためだと思われますが、奇跡的にＭＣ産駒らしくない姿をしています。
凄まじい競争成績を誇った母ジンジャーパンチの血が、ルージュバックに受け継がれているならば、古馬になってからの活躍を期待せずにはいられません。
ルージュバック（５月１４日撮影）
https://www.keibado.ne.jp/keibabook/150525/photo03.html
クイーンズリング（５月１３日撮影）
https://www.keibado.ne.jp/keibabook/150525/photo11.html
オークスの馬体診断で、ルージュバックとクイーンズリングの違いを書きましたが、あれだけでは分かりにくかったと思うので、解説してみました。
- マンハッタンカフェ
- ヒルノダムール
- バラン
- レッドディザイア
- ルージュバック
- クイーンズリング
