142件のひとこと日記があります。
2012/04/30 21:08
POGの楽しみ
先日、未勝利戦で期待していた娘がひっそりとデビューした。
名前はワイルドフラッパー。
デビューの舞台は京都1400mのダート。
結果は好時計、上り最速でのV。
騎乗した川田くんによるとソラを使って詰め寄られたが、能力だけで獲った勝利とのこと。
無事に成長できれば将来大きいところで活躍できる器かもしれない。
お母さんは重賞勝ち馬だけど、お父さんは失敗種牡馬との評価が確定しつつあるGhostzapper。
情報が出にくい社台OCの所属ということもあり、「お気に入り馬登録」の登録数は長らく一桁台。
世間の注目度は限りなく低かった。
それでもデビュー戦では調教での動きが評価されての2番人気。
応援していた馬にようやくスポットライトが当たって、勝敗が出る前から誇らしい気分だった。
それに好内容での勝利というオマケまでついてきたものだから、今は最高の気分だ。
関係者の評価、血統評価など、他人様が出す情報はアタリ馬に近づく上で欠かせない。
自分が良いと思う馬を他人も評価しているというのは、やはり心強いものだ。
加えて調教時計も良いらしい、となるとさらに自信が持てるようになる。
でも、指名に至る過程でこれら情報への依存度が大きくなればなるほど、指名馬への愛着は得がたくなる。
「指名した馬」ではなく「指名させてもらった馬」感が強くなってしまうから。
その点、フラッパーはほぼ馬見の印象だけで指名した馬。
心の拠りどころは母のプロフィールだけだった。
この娘に注目したのは丸ごとPOG誌の産地馬体の写真。
お世辞にも洗練された馬体ではなかったが、何ともいえないオーラが放たれていた。
すぐにネットで馬主を捜索開始。
クラブの募集馬であることを知り、募集馬ページの1歳時の写真やプロフコメを見て指名を決心した。
かなり冒険的な指名だったと思う。
ドラフト会議で声高らかに指名するも、当然メンバーは皆「何それ?」という反応。
海外競馬に感心がなけりゃGhostzapperの現役時の凄さも知らないだろうから仕方ない。
今に見てろって思ってたw
ほぼ1年越しで判断の正しさを証明できてホッとしている。
デビューが遅きに失した感はあるけど、それは当初から覚悟していたので問題ない。
予想したとおりの能力を持っていた、という事実にとても満足している。
やはり馬見で一本釣りに成功すると充実感がハンパない。
来期POGでもこんな仔に出会えることを期待して頑張りたい。