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2012/05/06 20:57
NHKマイルC回顧
今年は多くの馬券師が予想した通りスローペースになった。
1000m通過は59.9秒と過去10年では最遅。
02〜11年までの平均時計が57.9秒だから、これと比べて2秒も遅かった。
当然、全体の走破時計も過去10年で最遅。
後方で待機していた馬には最悪の展開となった。
カレンブラックヒルは先頭に立って掛かると思われたが、そつなく折り合う万全のレースぶり。
中山マイルを1分33秒台前半で走るスピードを持つこの馬が、楽をして、しかも絶好のポジションで直線を迎えたレース。
この馬が先頭で直線を向いた時点で後続馬の負けは決定していた。
これでデビューから無傷で同レース制覇。
記録上はエルコンドルパサーに並んだ。
ただ今回のレース、G1競争に相応しいレベルにあったとは言い難い。
馬体も過去の優勝馬と比べて明らかに見劣りするように感じる。
この馬をマイル路線のエースと見なすには、まだ時期尚早だろう。
アルフレードはさしたる不利なく追走したわりに、上がり3Fでも勝ち馬に負けていて不甲斐の無い2着。
以前、Roberto系は叩いてナンボなんてことが言われてたことがあったけど、この仔もプレップレースが足りないことが原因なのか?
それとも単に能力の天井が露になっただけなのか?
次走で白黒つけられそうだ。
セイクレットレーヴ、ブライトライン、ハナズゴール、ジャスタウェイは後方追走となった時点で終了。
今回の展開であの位置取りでは、ワールドエースですら届いたか怪しいところだ。
ブライトラインとハナズゴールについてはかなり均整の取れた馬体をしているので、今後も追いかけてみようと思う。
ガンジスは入れ込み気味の返し馬で嫌な予感がしていたが、案の定、最初の2Fを掛かり気味に先行。
ラスト1Fを残して脚が上がっていた。
もっと流れが早ければ、2着争いには参加できてたかもしれない。
この仔やマイネルロブストについては、押せ押せローテや道悪での連戦を経験してたから、疲れの影響もあったかも。
秋以降にもう一度見直したいところだ。