競輪
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2012/06/16 15:09
今期ＰＯＧで？？に感じた話題馬��
馬見メインで指名馬を選ぶ自分には、人気の理由が理解できない馬が毎年いる。
今期ＰＯＧでもそんな馬が何頭かいた。
一番話題になってるところだとオリエンタルアートの2010（馬名リヤンドファミユ）。
お気に入り馬登録の数はもう2300を超えている。
さすがＰＯＧ本各誌でデカデカと扱われただけのことはある。
何でも11年有馬記念の囲み取材で吉田勝巳さんが、「オルフェよりもスゲーかも」とコメントしたとか。
能力検査で心臓が相当大きいらしいことが判明してるそうで、重さは10kgぐらいあるかも知れないのだそうだ。
（余談になるけど、ＮＦが1歳の段階でこれほど詳しい検査をやってることは、今後のＰＯＧ戦略を考える上で重要な視点を与えてくれそうだね）
この話を知ったのはドラフト後。
やっちゃったかな？と後悔しつつ、改めてＰＯＧ本のグラビアを眺めみた。
でも、やっぱりピンとこない。
確かにパーツを個別に見ていけば、さすがこの血統と思わせる造りではあるように思う。
トモの大きさや飛節の造りなんかは、かなり良いセンいってる。
ただ、いかんせんパーツ間の連携が…
どれほど良いパーツをもっていても、最終的に路盤に効率良くエネルギーを伝達できるバランスでなければ意味が無い。
この仔については、この部分が少し欠けている。
偉大な兄達のような活躍を期待するのはちょっと可哀想な気がする。
自動車レースを見ていても、パワーのあるエンジンを積んだ車が毎回一番になるかというと、必ずしもそうじゃない。
路面コンディションにマッチしたタイヤ、したたかに路面を捉え続けられるサスペンションetc.
常勝マシンは往々にしてこれらの要素、つまり路盤を効率よくグリップさせるために必要な要素もハイレベルであることが多い。
全く違う分野の例えだけど、支配されてる物理法則は同じ。
競争の世界では、一点豪華主義は良くてトップ下までが限界だと思う。
そうそう、この仔は緩そうな繋ぎも気になった。
あれだけ緩いとクモ擦れなんかになりやすそう。
それにダートだとこの仔のような繋ぎでは蹄裏が安定しづらいだろうし、併せて肢軸もブレやすくなるだろうから、柔らかい路盤ではつらい気がする。
全体の馬体バランスは短距離ダートがマッチしそうなタイプに見えるけど、脚元の造りがそれを許さないかもしれない。
内面的素養は一流だが、外見はイマイチ。
この馬の戦歴は、馬見のレベルアップを図る上で貴重な資料になりそうだ。
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