勝負の行方

注目の一戦が明日に迫ってきた。
クラシックの覇権を争うに相応しい馬か、良くて特別勝ち程度の並の馬なのか…。
（後者であっても競走馬の年間生産頭数から見れば選ばれし馬なのかもしれないが、この仔については募集額の高さからこの程度の評価では許されないだろう）
ここ最近、エース板では後者が妥当とする輩が跋扈する状況が続いてるが、僕は前者だと信じたい。

正直自信はない。
今週のＢ誌のフォトパドックを見た。
アルフレードほどの力強さは感じられなかった。
もっとも、この仔の父はディープインパクト。
シンクリ産駒のアルフレード以上を求めるのは筋違いか？
とはいえ同じ父を持つアダムスピークのような美しさも、現状この仔には無いように思う。

2歳春の印象そのままにボリュームアップ。
前半身のバランスも素晴らしい。
ただ正常進化には成功しているものの、どこか垢抜けない印象。
Acatenangoの影響を感じさせる背中から後半身に至るラインがそう思わせるのかもしれない。

このカタチの馬は体質面の担保があれば、時に爆発的な瞬発力を発揮することがある。
冬毛のせいで筋肉の質感が見極めにくいのが辛い。
もっとも、かなりリフトする前捌きを見る限り、後肢は十分に踏み込めていそう。
疲れが溜まった時にパフォーマンスが低下しやすいタイプに見えるけど、調教師の言葉どおりなら体調面の心配はなさそう。
心配は無用かもしれない。

この仔が勝っても負けても板は大盛況になりそうな予感。
罵り合いでスレが伸びるようなことにはならないで欲しいものだが、果たしてどうなることやら…