マジンプロスパー

完全に重賞戦線の安定勢力に定着したようだ。
正直ここまで出世するとは思わなかった。

この仔はかつての応援馬だった。
掲載紙は丸ごとＰＯＧだけ。
２歳春にしてかなりの好馬体を誇っていたが、地味なプロフィールゆえＰＯＧ的注目度はゼロに等しかった。
それでも２歳ＯＰ特別あたりをゲットしてくれたら、という色気は持っていた。

それが最初に掴んだ情報は弥永氏経由の故障のウワサ。
板への初カキコはその情報の報告だった。
それから何の音沙汰もないままＰＯＧ期間が終了。
次節のＰＯＧが始まったこともあり、この仔への関心は徐々に薄れていった。

そんなある日、阪神芝1400mを好時計で快勝した馬の名前に目を奪われた。

マジンプロスパー…？

どこかで聞いたことのある名前。
血統表を見て驚いた。
あの仔やんけ…。

戦歴を見て涙が出そうになった。
地方に転出されながらも結果を出して這い上がり、初の芝レースで堂々のレース振り。
その後も順調に勝ち星を積み重ね、ついに阪急杯を制圧。
この仔も頑張ったが、関係者も諦めずに良く頑張ったと思う。
今年の短距離戦線は例年以上に楽しめそうだ。