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2012/12/30 00:48
山椒魚[追記その6]
もっとも僕は2歳春相馬でも、ある意味イコールコンディションで勝負していると考えます。
なので、高飛さんがあのような選馬過程を踏んで評価を得ようとしている理由が、僕にはいまいち理解できません。
圧倒的な成績を連続して残すことさえできれば、2歳春相馬だろうが関係ないと思うのです。
所詮POGがらみの情報ソースなんて、そういくつもあるわけじゃありません。
ちょっと時間とお金を出しさえすれば、誰しもが共有できる類のもの。
各人、持てる情報に殆ど差はありません。
これってイコールコンディションじゃないかと思うんです。
結局、メインの選馬手段にかける分析時間と選ぶ人の実力が違うだけ。
馬体派なら写真という情報ソースの分析技術によって、明暗が分かれている。
どうでしょう、間違っていますかね?。
もうちょっと突っ込みます。
馬体派というのは、いくら評判が良くても写真に納得がいかなければ指名に踏み切れない人種です。
馬体派の方なら身に覚えがあると思うのですが、最終的な指名判断を下す時、何度も写真を見返すでしょ?
アレがあなたが馬体派である証拠。
どれだけ評判その他データを考慮していようが、結局は相馬による判断が天国と地獄を分けている。
この事実は動かしようがありません。
こと馬体派においては、「指名できた」と「指名できなかった」の間には、とてつもない相馬スキルの差があるんです。
ここに評判が良い馬であったかなんて話が介在するスキはありません。
また、核となる選馬手段の精度が高ければ成績はおのずと安定するし、間違っていれば波が大きくなります。
成績が安定している方は、選馬手段がなにも「相馬」でなくても「何かしっかりした理論」をお持ちでしょうし、そうじゃない方の理論は「脆弱な理論」ということ。
過去に大当たりがあっても、あれはまぐれだったんですね、という判断がつきます。
マグレ当たりを何年も続けるなんて不可能ですから。
どれだけ御託を並べようが、長期的な成績を前にして言い訳はできません。
で、高飛さんはどうか?
彼が選んでる馬にこりゃアカン、というビジュアルの馬はいません。
この時点で相馬が彼のメイン戦略である可能性は高い。
おそらく根っこの部分では、彼も馬体派の行動原理に従っているはずです。
だから、高飛さんの外野が良く口にする「評判馬ばかり指名しやがって」という意見については、僕は批判になっていない気がするし、現に活躍馬を指名し続けていることは、一定の評価に値することだと思います。
ただ、指名馬の活躍に大きな年変動があることは、彼の相馬技術が未成熟であることを示唆しているように感じます。
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