47件のひとこと日記があります。
2011/11/16 22:30
サイゴン紀行(5)
結局、向こうでは、土日と二日続けて彼女と会った。
仲のいい弟がいるということなので、弟さんとも面会することになった。
昨日同様、ホテルの前で待っていると、やがて、二台のスクーターが到着。
昨日とはうってかわり、ラフな格好をした彼女は、ハンサムな弟を紹介してくれた。
軽く挨拶すると、弟さんの後部座席にまたがり、サイゴン市内を軽くドライブしてくれた。
ベトナムはバイク社会だと聞いていたが、実際、目のあたりにすると、その有様は凄い。
車のすぐ隣を何台ものバイクが数珠の様に連なって走る様は、日本ではなかなか見られない。
今度はベトナムの映画館に行ってみたいと告げたら、気持ちよく連れて行ってくれた。
すぐかたわらを、サイゴン市内でも著名なホテルを通り過ぎて行った。
確か、ベトナム戦争中、各国の記者たちが集まって、情報交換をしたことで有名なホテルだ。
弟さんが振り向いて、Nice Hotelといって笑いかけてきた。
現地の映画館に着くと、そこは、大きなバイク置き場があることを除いて、
日本や米国で観たものと似たようなものだった。
チケットの取り方は、日本の時と何ら変わらない。
すぐ隣には、日本でもおなじみのカフェがある。
どうやら、この手のシステムは、各国似たり寄ったりのようだった。
時間との兼ね合いから、ハリーポッターの映画を三人で見たが、中には米国人も何人かいた。
字幕はベトナム語だったが、音声は英語なので、きっと不自由しないのだろう。
映画が終わると、また三人でバイクに乗って、一旦ホテルに帰った。
一人で待機していた母と合流し、今度は四人で夕食会。
ホテルの2階に評判のいい中華レストランがあるので誘ってみたら、弟さんが反対してきた。
日本食がいいという。
日本人に対する気づかいもあるのだろうけど、ベトナム人の中国嫌いは噂通りだなと思ったりもした。
残念ながら、高級な日本食レストランはよく知らなかったので、
現地でいろいろ話題にのぼることがあるドラえもんというレストランに立ち寄ってみた。
昨日、サイゴンの書店にいったとき、ふと、彼女は、ドラえもんが好きだといっていた。
もちろん、日本でも有名なマンガだ。ただし、発音は、ドレーモン。
探してみると、確かにドラえもんコーナーがあり、その脇には名探偵コナンのマンガもあった。
この二つは、ベトナム人に大人気だという。
そこで、自分もコナンのマンガを数冊記念に買ってみた。
そんなつながりから、四人でドラえもんというレストランに寄ったのだ。
日頃、典型的な日本人だと思っていた母が、案外、片言の英語で仲良くベトナム人と会話するのをみて、
意外な一面を発見した気もした。
母は、自分と彼女との関係について知りたがっている様子だったが、
自分は、あえて、その話題を避けてみた。
夕食後、なぜ、もっと押さないのかと母が聞いてくると、
自分は、彼女は、ベトナムにいた方が幸せな気がすると答えた。
それは、半分本当で、半分嘘。
とっても素敵なひとだったけど、自分なりに二日間接してみて、
彼女は日本に来ないだろうなと感じていたからだった。
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ユーロ★ビートさん
毎回、親切な感想ありがとう。
英語は要領よく立ちまわっているだけです。
実は、ハリーポッター、細かいところはいろいろ聞き逃していたりする。
でも、映画は絵を追えばいいので、助かります。 -
愛しのウオッカさん
前回も仕事で英文資料を作成されていると書かれていたので、堪能でいらっしゃると思ったらそのとおりですね。
英語放送の映画を字幕無しで理解出来るなんて羨ましいです。
無知ですみません。
ベトナムと中国の間に感情の亀裂があったなんて知りませんでした。
個人の感情とは違い、国対国となると難しい問題です。
日本の漫画は海外でも大人気ですね。
これも日本が外国に誇れる一つですね!
お母様は彼女が気に入ったご様子。
ユーロ★ビートさんの恋人になるorならないに関係なく、
お母様をその旅に同行して良かったですね!