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47件のひとこと日記があります。

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2012/01/03 07:49

迎春 (被災地および水沢競馬場にて)

新年明けましておめでとうございます。
皆様の御幸運を祈念しております。

さて、今更ですが、平成23年12月30日に、東北大震災の被災地を訪れてきました。
被災地は広範囲に及ぶため、全てを見て回る余裕はなく、主に釜石を訪ねてきました。
東京から一旦北上に行き、そこから東北本線で花巻へ行き、さらに釜石線へ乗り継ぎました。
釜石線は大体3時間に一本で、3、4両編成のローカル線ですが、この日は満席でした。
北上や花巻では、辺りは雪で囲まれ、白い世界が広がっていましたが、太平洋側の釜石では、木々が緑色を保っているのが印象的でした。

釜石の市内を散策すると、町は落ち着きを取り戻しているかのようにも見えたのですが、人影は少なく、町の活気は不十分に思われました。
実際、所々に半壊や全壊している家屋が目に入り、今回の被害の大きさが伺えました。
一方、ほんの少し離れた高所の家は普通に見え、なんだか、ひとの運命が空恐ろしくも感じられました。
それでも、駅前の有名なお店は元気に仕事をしていたり、市内のある店では子供たちの笑顔が見られたなど、今後への救いはありました。
短い滞在で、十分には市内の観察はできなかったのですが、せめてもと思い、高台に登り、海岸沿いに向かって、手を合わせてきました。

ただ、ボランティアの方々と違い、自分自身は、特に何もしてあげられないという負い目がありました。
また、釜石から花巻に戻る路線では、被災者のかたがたについて深く考え込むのは、何だか怖く感じてもいました。
車内から眺める外には、延々と雪景色が広がっていましたが、何も考えず、白一色の世界だけを目で追うようにしていました。

翌日、昨年最後の日に、水沢競馬場の桐花賞に参加してきました。
被災地を訪れた直後のため、自分が被災者ならとても競馬などできないだろうとか、いろいろと考えたのですが、思い切って参加してきました。
結果として、それで良かったと思っています。
なぜなら、元気な東北のひとたちの姿を目にすることができたからです。
東北の馬も元気でした。

第37回桐花賞では、4枠4番カミノヌヴォーが人気を集めていましたが、パドックでは、一頭だけ二人引きなのが目を引きました。
二人引きだから来る、というわけではないのですが、なんとなく、この日は、厩務員の方々が熱心に世話をしているのが伝わった気がしました。
白いメンコを付けていましたが、雪で覆われた水沢競馬場の風情に合っていたと思います。
レースでは、前々で積極的な競馬をし、最終コーナーを回る頃には、後続を突き放す勢いで、最後の直線では勝利を確信させてくれました。
ゴール前では、多くのひとたちが、そもまま、と叫んでいるのが耳にはいりました。
その中で、自分も叫びました。
何か、叫びたくなったのです。

水沢から北上のホテルまで帰る間、いろいろと振り返りましたが、東北には是非とも復興して欲しいと、切に感じました。
それまで、釜石をはじめとした被災地や、水沢競馬場を応援しようとも思いました。
昨年は厳しい年でしたが、2012年は、多くの方々にとって、飛躍の年となりますよう、願っております。

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  • カミノヌヴォー

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  • 愛しのウオッカさんがいいね!と言っています。

    2012/01/10 13:07 ブロック

  • シアンモアさんがいいね!と言っています。

    2012/01/07 16:54 ブロック

  • shingoさん

    カミノヌヴォーが2012年の岩手競馬を盛り上げてくれるはずです!!!

    東海公営ファンなのに、何故か応援したくなってしまう子ですw

    岩手競馬も、日本の競馬文化も、絆で復活させたいです!!!

    2012/01/04 00:13 ブロック

  • shingoさんがいいね!と言っています。

    2012/01/04 00:10 ブロック

  • ともママさんがいいね!と言っています。

    2012/01/03 09:27 ブロック

  • marvellさんがいいね!と言っています。

    2012/01/03 07:53 ブロック