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2012/03/23 23:03

The Double

最近、重賞で1番人気の馬がよく飛びますが、流れというものでしょか。
さて、先月、まだ1番人気の馬への不信感がそれ程でもなかった頃、ある米国映画を鑑賞しました。
「The Double(顔のないスパイ)」です。
この映画では、リチャード・ギアが渋い役を演じています。

米国の情報機関の重鎮だと思われていた主人公が、実は、旧ソ連のスパイの大物だったという筋書きでしたが、
「静かに生活していたかった」という主人公の独白が、何故か心に残りました。
たしかに、人の死に近づき過ぎると、とても疲れます。
もっとも、この映画の主人公は人を殺しすぎているので、あまり同情できませんが。

おもしろいなと、
思ったのは、主人公の武器です。
一見、ただの腕時計ですが、ワイヤーが伸びて、これを相手の首に巻きつけて絞め殺すのに使われていました。
確か、これと同じ武器を使用したスパイ映画が過去にもありました。
「From Russia with Love(007 ロシアより愛をこめて)」です。

ダブルオーセブンの人気を決定付けた古典的名作といわれている作品ですが、
この作品でも、旧ソ連のスパイの大物が愛用している武器が、ワイヤーが伸びる腕時計です。
こういったさりげないオーバーラップの仕方に、何処か、過去の作品へのリスペクトを感じました。

「The Double(顔のないスパイ)」がなかなか良かったので、ダブルオーセブンの作品もじっくり見たくなりました。

初期の10作について、今、改めてみてみると、
娯楽映画として傑出している「Goldfinger(007 ゴールドフィンガー)」、
結婚式から悲しいラストへの流れが胸を打つ「On Her Majesty's Secret Service(女王陛下の007)」など、
なかなかの力作が揃い、ダブルオーセブンが一時代を築いただけのことはあると感心することしきりでした。

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