Black & White 2

自分は、今まで見てきたレースの数を数えることが出来ない様に、
今まで見てきた米国の映画の数を数えることが出来ません。
それくらい、自分は米国の映画を鑑賞してきたし、影響も受けてきました。

例えば、昔、「Mannequin（マネキン）」という映画をみたとき、
マネキンが動き出すという斬新な発想と、男女間の実直な心の交流にとても感心して、
以降、何度も米国のラブコメを見てきました。
駄作もありましたが、多くの作品は、日本のものより優れていたと思います。

その後、米国で実際に生活して、現地のひとたちと短期間でも交流ができたことは、自分の財産です。

そんな自分としては、単純に日米の友好だけを信じることができるのなら、
どれだけ気楽でいいか解らないし、本心ではそうしたいとも感じています。

ただ、全く別の観点から、今後の日米関係の危うさを予感せざるを得ないのです。
そう予想すべき事情が、自分は、あると思っています。

だから、日本の政治家のみなさんが一様に日米基軸だけを叫んでいるのを見ていると、
よく疑心暗鬼に陥ります。
このひとたちは、本心では、何を考えているのだろうと。

最近は、心配性が先に立つためか、映画の片隅にそんな兆候を探している自分がいます。
もっとも、危機が訪れるとして、その破綻の先に何があるのか、正直確信めいたものが持てないでいるのですが．．．