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2012/03/18 01:09
X-Men 2
今日、三冠馬が今年初めてのレースを迎えます。
多くのひとたちが、好レースを待ち望んでいると思われます。
さて、周知のように、日本では、三冠馬の歴史は太平洋戦争直前に遡ります。
1941年、日本の競馬界には、初めて三冠馬セントライトが登場し、区切りの年となりましたが、
その年に太平洋戦争が勃発し、日本は世界大戦に参戦しました。
偶然の一致か、意図的なものかは、ともかくとして、
自分は、時々、このことについて、いろいろと想像の翼を広げることがあります。
また、これ以降も三冠馬の誕生には、その社会的な背景を気にするようにもしています。
スポーツは政治の一態様である、という考え方をしているからです。
さらに、競馬をはじめとしたスポーツに限らず、広く社会一般において、
三冠馬のように「象徴」されているものがあるときは、慎重に扱うようにしています。
大抵、政治的には大きな課題を対象としているからです。
この中には、子供向けの番組も含まれています。
近年の仮面ライダーというと、
ディケイド、ダブル、オーズ、フォーゼ、という順で放映されていますが、
これらは共通した対象を暗喩させています。
尤も、具体的に何を意味しているのかを理解できるひとは、限られます。
セントライトと太平洋戦争勃発との関係は、実際のところ、極めて不透明ですが、
これらは、もっとはるかに確信的です。
ただ、極めて特殊な立場にいるひとだけが、理解できているはずです。
昨年、世界的に公開された米国映画のX-MENで、同じ暗喩が使われているのに気付いたとき、
その洗練された手法に感嘆すると同時に、さすが米国だとも感心しました。
要は、この国で起きている出来事について、的確に把握しているということです。
尤も、ディケイ以降、かなり派手に演出していることを考えれば、
米国がその意図を察知したことは当然だとも思えましたが。
戦後半世紀を過ぎてから、自分がセントライトについてあれこれと振り返ったように、
X-MENについても、その暗喩した内容が本当の意味で詮索されるのは、数十年先かもしれません。
そのとき、どのような議論がなされるのかは伺い知ることはできませんが、
きっと、いろいろと勝手なことが言われるのでしょう。