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47件のひとこと日記があります。

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2012/03/18 01:09

X-Men 2

今日、三冠馬が今年初めてのレースを迎えます。
多くのひとたちが、好レースを待ち望んでいると思われます。

さて、周知のように、日本では、三冠馬の歴史は太平洋戦争直前に遡ります。
1941年、日本の競馬界には、初めて三冠馬セントライトが登場し、区切りの年となりましたが、
その年に太平洋戦争が勃発し、日本は世界大戦に参戦しました。

偶然の一致か、意図的なものかは、ともかくとして、
自分は、時々、このことについて、いろいろと想像の翼を広げることがあります。
また、これ以降も三冠馬の誕生には、その社会的な背景を気にするようにもしています。
スポーツは政治の一態様である、という考え方をしているからです。

さらに、競馬をはじめとしたスポーツに限らず、広く社会一般において、
三冠馬のように「象徴」されているものがあるときは、慎重に扱うようにしています。
大抵、政治的には大きな課題を対象としているからです。
この中には、子供向けの番組も含まれています。

近年の仮面ライダーというと、
ディケイド、ダブル、オーズ、フォーゼ、という順で放映されていますが、
これらは共通した対象を暗喩させています。
尤も、具体的に何を意味しているのかを理解できるひとは、限られます。

セントライトと太平洋戦争勃発との関係は、実際のところ、極めて不透明ですが、
これらは、もっとはるかに確信的です。
ただ、極めて特殊な立場にいるひとだけが、理解できているはずです。

昨年、世界的に公開された米国映画のX-MENで、同じ暗喩が使われているのに気付いたとき、
その洗練された手法に感嘆すると同時に、さすが米国だとも感心しました。
要は、この国で起きている出来事について、的確に把握しているということです。
尤も、ディケイ以降、かなり派手に演出していることを考えれば、
米国がその意図を察知したことは当然だとも思えましたが。

戦後半世紀を過ぎてから、自分がセントライトについてあれこれと振り返ったように、
X-MENについても、その暗喩した内容が本当の意味で詮索されるのは、数十年先かもしれません。
そのとき、どのような議論がなされるのかは伺い知ることはできませんが、
きっと、いろいろと勝手なことが言われるのでしょう。

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  • トライ

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  • 愛しのウオッカさん

    映画を観ても洗練された手法を解らない脚本家や監督泣かせの私ですが、今の考え方は幼少に読んだ本や観た映画や(テレビ)漫画が影響していると思っています。
    暗喩に気付くか気付かないかはそれぞれの感性にもよると思いますが、私は好きです。

    2012/03/23 13:04 ブロック