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2017/07/05 14:25
アラブの魔女【イナリトウザイ】
(↓この文章が「不適切な用語が含まれています」との事で、掲示板に掲載出来ません。どこが不適切かサッパリわからないのですが・・・)
我が国の競馬競走に於いて、アングロアラブ種の競走が無くなってずいぶん経ちますね。
戦後の国営競馬から日本中央競馬会に移り変わる時期位から昭和30年台中盤位までは、サラブレッドよりもむしろアングロアラブの大物達が日本の競馬を支えていたのではないかと思います。
その多くのアラブの怪物達の内でも極めつけの化け物と言えるのが、この「アラブの魔女」ことイナリトウザイです。
中央でサラブレッド相手に勝ちまくり(後の桜花賞馬タカエノカオリを破った東北3才S等)、当時最強アラブがひしめいていた南関東に転籍。南関東でも勝利を重ね、そのあまりの強さに回避馬が続出し、アラブクラシックの一冠であるアラブ王冠賞が出走頭数不足による不成立になったと言う衝撃的な出来事もありました。
そのため彼女は、南関東でもサラブレッド競走に挑戦、名門重賞のひとつである東京盃(1200m)ではサラ相手にレコード勝ち、「この馬は一体どこまで強いのか?」と競馬ファンを唸らせました。
彼女の劇場は引退して繁殖牝馬になってからも続きます。
母としても極めて優秀で、キタノトウザイ、タカラトウザイ、カゼノトウザイ、イナリスターと4頭もの種牡馬を輩出。
キタノトウザイは4度のアラブ系リーディングサイヤーに輝くなど大種牡馬として君臨しました。
これだけの牝馬はサラブレッド界にもなかなか見当たらず、歴史に残るスーパー超名牝として不動の名声を獲得しました。
そのあまりの凄さに、一部では「イナリトウザイは本当にアングロアラブなのか?」(具体的には、アラブ血量が25%未満なのに偽っているのではないか【テンプラ】との疑惑です。昔のアラブの名馬は多かれ少なかれこの疑惑をかけられたケースが多かった。)との噂が出たのも頷ける凄さと言えます。
実際は、ハイセイコーのスピードの源泉になったと言われるネアルコの直仔カリムの血と、快速馬を数多く輩出した大種牡馬ライジングフレームの血のミクスチャーがこの怪物を生み出したものと思われます。
今後も永遠に語り継いで行きたいスーパーホースの1頭です。
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トキノナミダさんがファイト!と言っています。
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スダピンボールさんがいいね!と言っています。
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ちなみに「テンプラ」「化け物」等ヤバそうな単語は削除して投稿しましたが、それでも駄目でした。
ひょっとして「アラブ」が駄目なのかと思い、「ア ラブ」として投稿しても駄目。。。
もうわからん、、、 -
世代的に無理でしたが、「SSxイナリトウザイ」なんて言う馬も見てみたかったですね。
元々、サンデー自身がほぼアウトクロス&異色血統の塊の様な馬でしたし。
サンデーは無理でも、「マルゼンスキーxイナリトウザイ」とか「テスコボーイxイナリトウザイ」等は可能性あったかも?
結構、サラ重賞を制覇する馬が誕生していたかもしれませんね。 -
サンデーの血が異常に濃くなった現在、サンデーサイレンスそのものの血を復活させるために、俗に言う「戻し交配」の必要性がありますが、アングロアラブとの交配など「究極のアウトクロス」になりますから、ちょっと面白いんじゃないかと・・・
まァ、ちょっと極論過ぎますが。