1584件のひとこと日記があります。
2017/09/12 15:44
凱旋門賞
サトノダイヤモンドのフォア賞惨敗が波紋を広げています。
「ディープの仔は早熟?」「SS系は欧州の力の勝負に向いていない?」
・・・等々、元々潜在していた話が蒸し返されている様です。
私は、殆ど勝っていたオルフェーヴルの1度目のレース(あれは自滅以外の何者でもありません)を考えても、SS系が欧州の大レースに勝てないとは全く思いませんし、ディープ仔も古馬になっても能力が低下しない仔も沢山いますので、一概に早熟傾向とは言い切れません。
ダイヤモンドの場合は彼個体の能力の問題(道悪はあまり得意でないとか)によるものではないでしょうか。
とは言え、エルコンドルパサーの「あわや!!」から既に18年、念願の日本調教馬による凱旋門賞制覇が成し遂げられていないのも厳然たる事実です。
これには生産・育成・調教・レース・馬場・人の問題等、幾つも検討しなければならない要素がありますが、ここではその内、生産面のみに的を絞って考えてみたいと思います。
まず手っ取り早い方法として、優秀な成績を収めた凱旋門賞馬を種牡馬として輸入する事が考えられます。
過去の輸入凱旋門賞馬は、
・セントクレスピン(ハイペリオン系)
・プリンスロイヤル(リボー系)
・ボンモー(ワイルドリスク系〜セントサイモン直系)
・トピオ(ゲインズボロー系)
・サンサン(ナスルーラ系)・・・これは牝馬ですが。
・ラインゴールド(プリンスリーギフト系〜ナスルーラ)
・ダンシングブレーヴ(ノーザンダンサー系)
・トニービン(グレイソヴリン系〜ナスルーラ)
・キャロルハウス(ロイヤルチャージャー系)
・カーネギー(サドラーズウェルズ系〜ノーザンダンサー)
・ラムタラ(ノーザンダンサー系)
・パントレセレブル(ノーザンダンサー系)
・マリエンバード(ノーザンダンサー系)
・バゴ(ナスルーラ系)
・ワークフォース(ミスタープロスペクター系〜ネイティヴダンサー)
特に偏った傾向は感じられませんが、やはりノーザンダンサー系やナスルーラ系が多いです。
でもこれは世界的傾向ですから、日本特有の傾向ではありません。
シーバードと並ぶ史上最強の凱旋門賞馬と言われるダンシングブレーヴや我が国で大種牡馬となったトニービンあたりは凱旋門賞馬を出す可能性はありましたね。
(大多数が社台G、特にNF所有ですが)現在の我が国の繫殖牝馬の質は世界でも1、2を争うレベルと言えますので、それらの繁殖と掛け合わせれば、生産面では十分可能性があるのでは?と思います。
現存の種牡馬では、SS系を除くと、やはりノヴェリストかハービンジャーでしょうか?
特にノヴェリストは、種牡馬としてかなりの潜在能力を示していますので、もっともっと優秀な繁殖を集めて欲しいところです。
生産者側とすると、「ディープX優秀な輸入繁殖」で何億もの商品が出来上がるのですから、あえてチャレンジする意味を見い出せないのもよくわかりますが・・・
でも、今のNFなら、その位のトライは可能だと思うのですけれども。
最初に申し上げた事と矛盾する様ですが、サンデーのイン・クロスばかり作っていては凱旋門やキングジョージ制覇の道は遠い様な感じがします。
ケンタッキー・ダービー制覇が目標なら、また考え方は異なりますが。
(サンデーのイン・クロスも相当面白いかもしれません。)
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アッシュ☆さん
オルフェxホエールキャプチャですか!!
この馬が凱旋門賞を制覇したら、「岡田総帥、涙の凱旋門制覇!!」なんて盛り上がるでしょうね(笑)
意外とあまり期待が大きくない時にあっさり制覇、と言った感じかもしれません。
ダイヤモンドもこれで人気がガタ落ちするでしょうから、ひょっとして・・・ -
アッシュ☆さん
これだけ馬場適性の違いを思い知らされると、もしかしたら意外と日本では一流と呼べない馬の中に凱旋門賞で勝てる馬が眠っていたのかもしれません。
でも、それではそもそも凱旋門賞挑戦という土俵に上がれない。
となると、やはり日本において「世代最強」くらいでは通用せず、他を寄せ付けないほどの圧倒的な「怪物」でなくては勝てない気もします。
怪物と呼ばれた父オルフェーヴルや父ドゥラメンテをも超える規格外の怪物が、いずれ必ず登場することを信じて楽しみにしています。
意外と岡田総帥が購入したホエールキャプチャの仔あたりが来たりして…(^^; -
トキノナミダさん
名牝シーザリオの血のバックアップもありますしね。
シーザリオはまだまだ傑作を輩出しそうな気もしています。
エピファネイアと聞くと、ちょっと心が痛みます。
「あの馬、最優先で行けば取れたのになぁ〜」と未だに悔やんでいますので(笑) -
トキノナミダさん
スピードパワースタミナ瞬発力と兼ね備えた馬、と言えば新種牡馬エピファネイアに期待しとります。
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スイートデルマー90さん
オルフェの仔は確かに楽しみですね。
2年連続2着ですから、そこら辺の並みの凱旋門賞馬より実績は十分ですしね。
SS系で最も潜在能力が高かったのはステイゴールドかもしれませんし。
(山野御大はそう仰っていました。勿論ご自分の出資馬ですので、贔屓目もあったでしょうが・・・)
私も(脚元さえ丈夫な仔であれば)ドゥラメンテの仔は注目しています。
スケールで言えば、近年No.1はドゥラメンテでしたしね。
ネイティヴダンサー系であるキンカメは、欧州の競馬への適応度もかなり高いでしょうし。
同系エルコンドルパサーの実績もありますし。
ドゥラの仔はとにかく脚元だと思います。 -
サトノダイヤモンドなら
欧州色の強いサトノクラウン推しが多いようですが
個人的にはそこまでの馬ではないと思います。
またここまでの敗戦で
サンデー系は不向きとか言われていますが、
ステイゴールドは実績十分ですから
後継のオルフェーヴルが今後、
どういう産駒を輩出するか興味深いところです。
一方、ディープインパクト産駒は
牡馬に活躍馬が少ないですから
そういう傾向の種牡馬ということで
ハープスターのように
牝馬で挑戦してみるのも一考ではないでしょうか?
っていうか牝馬なら
ソウルスターリング行けよ!ですかね…。
あとは凱旋門賞を勝てたと思うドゥラメンテ産駒に
期待しています(^_^) -
ふくすけさん
確かに!!
エリシオが抜けていました。m(_ _)m m(_ _)m
ローテーションの問題は確かに大きいですね。
エルコンドルパサーの様な長期滞在はなかなか難しいのでしょうが・・・
今思えば、エルコン陣営は偉かった!!
陣営によると、「滞在中に明らかに走り方やフットワークが変化した」って言ってましたしね。
それは確かに大きな問題です。 -
ふくすけさん
こんにちは。輸入凱旋門賞馬の中では、'96年のエリシオが抜けてます。
日本調教馬が凱旋門賞に勝てるか否は、私は第一にローテーションだと思います。『優駿』で石川ワタルさんがオルフェーヴルの2年連続2着の後、「ロンシャンの前哨戦使って勝てないなら、8月のインターナショナルS辺りからヨーロッパのレース使うべきではないか」と言われていましたが、そう考えるホースマンは、日本には居ない様です。
去年の勝ち馬Foundは、2016年の1年で入着した重賞レース10の内、凱旋門賞は8番目のレースでした。Foundほどレースを使えとは言いませんが、日本調教馬はもっとレース使わないと。シーズンオフの有るヨーロッパの馬を相手にする訳ですから、凱旋門賞が今年最後のレースのつもりで臨まないと、今のままでは当分勝てないと私は思います。 -
あと、社台Gではありませんが、ファンディーナには並々ならぬスケールを感じておりますので、ちょっと気が早いですが、その産駒には大いなる期待を寄せています。
ノヴェリストを配合してくれないかなぁ?
谷川牧場は海外にも目を向けている(フランケル等)かもしれませんが。
ファンディーナはあのテスコガビー以来のスケールを感じさせる逸材だと思っています。
仔が取れなかったガビーに変わり、超大物をどしどし輩出してくれると楽しいですね♪ -
トキノナミダさん
欧州向きの馬ばかり作っていると、今度は国内で勝てなくなると言うジレンマがありますしね。
SS系の瞬発力と欧州系のパワーと底力がミックスされた夢の様な名馬が誕生した時、その時こそ日本馬の凱旋門賞制覇が成し遂げられる瞬間かもしれません。
個人的には、
・キングカメハメハXジェンティルドンナの牡馬
・ノヴェリストXジェンティルドンナ
・ノヴェリストXシーザリオ
・キングカメハメハXスタセリタ
・・・なんて言う馬が見てみたいです。
可能性ありますよね?