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2018/10/16 19:20
名馬の測尺
近々は雑誌等に発表されますし、ネットでググればどこがでデータが拾えます。
特にクラブ馬は募集時に必ず発表されますので、我々にとっても極めて馴染み深い(かつ重要な)データと言えます。
昔、昭和の時代はその様なデータはあまり目にする事はなく、たまにJRA機関誌の優駿が記事の中で記載する程度でしたので、「あの名馬はどんな体型・体格をしているのだろう?」と言う疑問に対し、発表される馬体重は別にして、それ以外は見た目の感覚で判断せざるを得ませんでした。
(種牡馬はあの伝説の名著「日本の種牡馬録」に測尺の記述がしっかりありましたので、引退して種牡馬になってから、「あの馬はこんな測尺だったのか!!」なんて事も多かったです。)
あの名牝ガーネットを生産した畑江五郎氏は、私にとって尊敬するホースマンのひとりですが、氏の名著「サラブレッドに強くなる本」の中に、とても興味深い記述がありましたので紹介させて頂きます。
・シンザン 159.5 185.0 20.0(体高/胸囲/管囲)
・トウルヌソル 162.0 186.0 20.3
・セフト 159.0 178.0 19.4
我々にとってお馴染みの数値が並びます。
「サラブレッドは近年大きくなった」とよく言われますが、こうして見ると、現代とひと昔前とではそれ程大きく変化していないのがわかります。
シンザンは説明無用の名馬、トウルヌソルとセフトは昭和初期から戦後にかけての大種牡馬。
各々当時を代表する本邦のサラブレッドでした。
ちなみにシンザンの馬体重は460〜470kg程度で、まァ、現代でもちょうど中間位の大きさだったですかね。
牡馬で管囲が20を切ると、出資馬選定では嫌われる要素になりがちですが、あの「幻の馬」トキノミノルを産んだセフトは「19.4」だったんですね・・・
成程、成程(´ε`;)