1584件のひとこと日記があります。
2020/02/25 10:09
ヘロド系とマッチェム系
近々、メジロマックイーンの仔ギンザグリングラスやトウカイテイオーの仔クワイトファインの種牡馬入りが一部のファンの間で話題になっています。
クラウドファンディングによる資金集め等、ややビジネスっぽい胡散臭さは感じるものの、その趣旨は、「バイアリーターク系(ヘロド系)」と「ゴドルフィンアラビアン系(マッチェム系)」と言う風前の灯火の3大父系の内の2つの直系を守ろうとする動きに他なりません。
古くは「幻の馬」トキノミノルを出した大種牡馬セフト(父テトラテマ)。
史上最強馬の1頭であるシンボリルドルフやメジロマックイーン、サクラショウリ〜スターオーの親仔等幾多の名馬を輩出してきたパーソロン系、これも史上最強馬の1頭との声もあるタニノチカラやルドルフのライバルだったビゼンニシキ等々の名馬達はヘロド系。
伝説の大種牡馬月友や南関東史上最強馬と言われるヒカルタカイを出したリンボー、中山大障害4連覇で日本馬初のグランドナショナル挑戦のフジノオーや「華麗なる一族」の女王として一世を風靡した名牝イットー等がマッチェム系。
どちらの系統も日本競馬の歴史を語る際には避けて通れないBlood Lineと言えます。
どちらの系統も我が国のみならずワールド・ワイドで衰退の一途をだどっており、このままでは滅亡の危機に立たされていると言わざるを得ません。
ND系、特にガリレオ系一色の英国・愛国、SS系に席巻されている本邦等の「Next Generation」は、現在生産馬の90%台後半を占めるダーレーアラビアン系ではなく、ヘロド系かマッチェム系から登場してくると面白いのですが、儚い夢かなぁ〜。
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かぎしっぽさん
>種牡馬の種付け頭数の劇的な増加が血統の多様性を失う要因の一つになったのかと思います。
まさにこれが大きな要素のひとつですね。
昔はどんな人気種牡馬でも50〜60頭位の種付頭数だったものがいまは200頭以上が当たり前ですから。
繁殖牝馬の数は変らない(むしろ減少傾向)ので、血統の多様性は少なくなって当然ですね。
ヒムヤー系は米国最高のスピード馬ドクターフェイガーを出した血脈ですが、まだこの系統からは米国でとんでもないスピード馬が飛び出してくる可能性を秘めています。
期待しましょう。 -
かぎしっぽさん
特に欧州はノーザンダンサー系にあらずんばサラブレッドにあらず状態で、日本もサンデー系、キンカメ系の天下です。
アメリカはまだヒムヤー系など異系がいますが存続出来るかどうか?
20世紀に生まれた3冠馬の父系が残らなかったのも残念でなりません。
種牡馬の種付け頭数の劇的な増加が血統の多様性を失う要因の一つになったのかと思います。 -
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スイートデルマー90さん
確かにヘロド系の存続は相当厳しい状況ですね。
この系統は我が国にとって大変思い入れが強い血脈なんですが・・・
また、仰る通り、マッチェム系はティズナウが頑張っています。
日本でもBMSとしてかなり活躍馬を出していますし。
しかし直系父系はほぼ衰退気味で、これも正直厳しい状況と言えます。
南半球あたりで救世主の登場は有り得ないでしょうか?
夢物語かなぁ? -
私もシンボリホースメイトから一口始めたので
特にパーソロンへの思い入れは強いほうです。
ただヘロド系は
父系としては厳しいのが現実ですね。
マッチェム系は
Tiznowに可能性があるかも…。
コントレイルの祖母の父です。
後継種牡馬が
韓国で多く供用されていますから
ガラパゴスのように生き残れば
復活?して日本に入る可能性も!?
配合の観点では
ヘロド系のThe Tetrarchや
マッチェム系のMan o' Warは
名種牡馬の血統には
ほぼ内包されていますので
サイアーラインはともかく
その遺伝子が途絶えることはないというか
欠かせない血統ですよね。
ゴールドシップと
オルフェーヴルには
頑張ってもらいたいものです! -
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