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1584件のひとこと日記があります。

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2021/02/20 18:33

橋本善吉氏とシル&マルゼンスキー

娘が時の人となって巷を騒がせておりますが、我々世代にとって橋本聖子氏はあくまでも「あのマルゼンスキーを生んだ橋本善吉氏の娘」な訳でして。。。
吉田善哉&和田共弘御大や北野豊吉氏とは比べるべくもないですが、橋本善吉氏も昭和を彩るホースマンの1人である事は間違いのないところだと思います。

善吉氏を一躍有名にしたのは、当方日本競馬史上最高傑作の1頭と固く信じているマルゼンスキーの登場によってですが、彼は俗に言う「持込馬」でして、持込馬は「日本の牧場で生まれ、日本で育成された馬」な訳で、普通に考えると、他の内国産馬と何ら変わりなく、当然の事として出走制限等は無いハズで、クラシックにも普通に出走出来るのが当たり前だと思いますが、当時の悪法で持込馬には大幅に出走制限がかけられており、あの余りにも有名な中野渡ジョッキーのセリフ、「賞金はいらない。大外枠で他馬に迷惑を掛けないからダービーに出走させて欲しい」が発せられたのです。
この数年前には持込馬もクラシックに出走出来て、セントクレスピンの持込馬であるタイテエムは堂々とクラシックに参戦しています。
今考えても狂ってるとしか言い様がありませんが、所詮役人や政治家のやる事はこの程度なんでしょう、いつの時代も。

母シルは、キーンランドのセリで善吉氏と本郷重彦師(マルゼンスキーの調教師)が当時の繁殖牝馬としては高額の30万ドルでセリ落とした馬で、何とセリの相手には善哉御大もいたそうで、御大は予算オーバーだったのか途中で降りたそうです。
これは我が国の生産界にとってはちょっと残念な事だったかもしれません。
シルに配合された種牡馬は、セダンやパーソロン等の一流種牡馬もいましたが、大半が善吉氏が輸入した種牡馬(リッチボーイノーザンネイティヴロイヤルコーチシャンハイ等)で、今思えば、とてもシルのお相手を務められるレベルの種牡馬とは言えません。
ノーザンテーストxシルとかリアルシャダイxシル、トニービンxシル、などの産駒を見てみたかったなぁ〜、と心から思います。

いずれにせよ、8戦8勝無敗、2着馬につけた着差合計61馬身、一部のホースマン(海外含む)の間で、「ニジンスキーの最高傑作はマルゼンスキーかもしれない」とまで言われる名馬マルゼンスキーをこの世に送り出したホースマンとして、橋本善吉氏の名は永遠に語り継がれる事と思います。

マルゼンスキーの引退式の横断幕に書かれた言葉、

「さようならマルゼンスキー 
 語り継ごう
 お前の強さを」

・・・も永遠に不滅ですね!!

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    2021/03/10 10:01 ブロック

  • Tourbillonさん

    スイートデルマー90さん
    昔の日高は各々の縄張り意識(?)が強く、配合種牡馬も限定されるところがあった様に思います。(どうしても自分達がシンジケートで所有する種牡馬優先に成らざるを得ないため。)
    唯一の例外が軽種馬協会等組合や競馬会関係が所有する種牡馬で、ヒンドスタンやテスコボーイ、セダン等はその点で貴重な存在でした。
    現在は、社台SSの種牡馬も比較的オープンですし、金さえあればかなりの種牡馬に配合出来ると思われますので、昔よりは可能性が広がっているとは思うのですが・・・
    ただ、生産者の貧富の差(?)が大きく成り過ぎているので、その点では昔よりも経済的に困難な要素が拡大していると言う問題点も大きいですが。

    2021/02/20 20:00 ブロック

  • Tourbillonさん

    かぎしっぽさん
    仰る通り、善吉氏は牛の酪農家で、馬の方も最初はばん馬の生産から入った様です。
    サラブレッドは素人だった様ですね。
    マルゼンスキーの唯一の欠点である前肢の外向ですが、これは後天的なもので、当歳時の放牧中に転倒した結果だったそうです。
    彼の脚に不安が無く、十分な調教が積めたらどれ程の競走馬になったのか・・・
    考えるだけで恐ろしいものがありますね(笑)

    2021/02/20 19:48 ブロック

  • スイートデルマー90さん

    シルほどの名牝ではないにしても
    相変わらず日高の配合は?が多いです。
    マーケットブリーダーですから
    仕方ないと言えばそれまでですが…。

    今日のレイクヴィラファームや
    オルフェーヴル、エピファネイアの活躍を見るにつれ
    メジロ、シンボリと社台が
    お互いにもう少し歩み寄っていたらなぁ〜と思うものです。
    (切磋琢磨も大事ですが…)

    クールモアとジュドモンドのように
    欧米はそのあたりが大人で上手いです。

    2021/02/20 19:47 ブロック

  • かぎしっぽさん

    マルゼンスキーの母シルはバックパサー×プリンスキロで共に超一流のBMSですから、受け継いだ底力と父ニジンスキーが融合した名馬でした。
    仰る通りで、社台の擁するノーザンテースト、リアルシャダイ、トニービンは魅力的な配合でしたね。
    記憶が曖昧ですが橋本さんは牛の酪農家さんで馬産は疎かったと何かで読んだのですが・・・(間違いだったら、スミマセン)

    2021/02/20 19:34 ブロック

  • Tourbillonさん

    かぎしっぽさん
    ありがとうございます!!
    シルは小柄な牝馬ですが、トモの発達が素晴らしくとても品格のある繁殖でした。
    トニービンなんか相性が良かったと思うけどなぁ〜。
    マルゼンスキーは体高170僉▲好院璽襪目一杯大きく、母譲りの品格を併せ持つ素晴らしいサラブレッドだったと思います。
    今のNFのレベルの繁殖に配合されていたら、とんでもない産駒を量産したのではないでしょうか。

    2021/02/20 19:02 ブロック

  • かぎしっぽさん

    橋本さんの最高傑作は聖子さんでは無くマルゼンスキーですからね(^o^)
    シルのその後の繫殖生活については同感です・・・長寿で仔出しも良かった様に記憶しています。
    シルの写真を何かの雑誌で見ましたが、惚れ惚れする様な首差しの美しさでした。
    (シル→マルゼンスキー→スペシャルウィークと良さが受け継がれていると言う様な内容だったと思います。)

    2021/02/20 18:54 ブロック

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    2021/02/20 18:50 ブロック

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    2021/02/20 18:50 ブロック