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2022/03/21 19:08
寺山と現代の競馬状況(?)
来年には寺山修司没後40年を迎えます。
もう40年も経つんですね…
彼が最後に見た大レースは83年の皐月賞で、勝ち馬はあのミスターシービー!!
「強烈な追い込み馬」
「トウショウボーイの息子」
「最も贔屓としていた吉永正人が騎手」
…寺山が魅了されるのも当然の馬だったと思います。
亡くなったのは5月4日でしたから、彼はシービーのダービーをこの世で見る事は出来なかったんですよね…
「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」
「売りにゆく柱時計がふいに鳴る横抱きにして枯野ゆくとき」
「言葉の錬金術師」「昭和の啄木」と言われた寺山ですが、文壇に残した影響力と同等か、いや、それ以上に、競馬ファンに残した業績はあまりにも巨大なものだったと思います。
昭和に競馬ファンとなった人々で、寺山の影響を受けていない人はまず皆無と言い切って良いでしょう。
競走馬を擬人化してドラマを構築する手法は寺山の十八番でしたが、まさか、ウマ娘の様に、人間を馬化(擬馬化?)して商売にするなんて言う発想が世の中に受け入れられるとは、流石の彼も想像していなかったでしょうね(笑)
何て言うか、狂ってるよなぁ〜(苦笑)