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2023/01/08 01:18

エポックメイキングな年「1973年」と「塀の上で」

今から丁度半世紀前の1973年度ですが、色々な意味においてエポックメイキングな年であったとつくづく思います。

まず競馬界ですが、この年は日本競馬史上最大のアイドルホースであったハイセイコーが活躍した年で、中央デビュー戦であった弥生賞では何と13万人(!!)の観客を中山に集め、空前の競馬ブームを巻き起こしました。
「中山に13万人……」
アイネスフウジンのダービーにおける「府中に19万人」(これは競馬場の観客数としては世界レコードだそうです)も凄いですが、あの中山に13万人と言うのも空前絶後でしょう。
ワールドワイドで見ても、アメリカであのセクレタリアトが3冠を達成、ベルモントSの「31馬身差」は最早伝説と化しています。

また野球界では、作新学院のある投手が「怪物」として伝説を作り出していました。
その投手の名は「江川卓」、彼はその後のプロ入団の際「空白の一日」と言うメガトン級の衝撃を世の中に与えた事は余りにも有名です。

プロボクシング界でもWBA世界フライ級チャンピオン大場正夫が5回目の防衛戦の後、自動車事故で死去、「永遠のチャンプ」としてその名は不滅です。

政界でも「今太閤」と言われた田中角栄が内閣総理大臣に就任、「日本列島改造論」を引っ提げて一世を風靡しました。

またこの年は「第一次オイルショック」の年でもあり、我が国における空前の高度成長時代が終焉に向かった時でもあります。

今、思うに、1970年代は本当に暗い時代で、上記のヒーロー達もその神話は挫折で終わり、ハッピーエンドとは成り得ませんでした。
梶原一騎が作り出した架空のヒーロー達、「巨人の星」の星飛雄馬も「あしたのジョー」の矢吹丈も「タイガーマスク」の伊達直人も頂点を極める前に挫折、彼らは本当に時代を反映していた存在だったと思います。

さて、「歌は世につれ、世は歌につれ」と言いますが、この1973年前後の雰囲気を最も濃密に表していた曲が、鈴木慶一のペンによる「はちみつぱい」の名曲「塀の上で」ではないかと思います。
この曲は本当に名曲中の名曲で、これを聞くと今でもあの当時の情景が鮮やかに蘇ります。
日本ロック史に於ける最高傑作のひとつではないでしょうか。
あまり一般的には知られていないかもしれませんが、Youtube等で聞く事が出来ますので、興味のある方は是非!!

しかし、あの年からもう半世紀か……
「光陰矢の如し」とはよく言ったものですね。

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