1584件のひとこと日記があります。
2023/04/11 20:54
日本大種牡馬列伝その3【パーソロン】
サラブレッドの父系3代始祖の一つ、バイアリーターク(〜ヘロド)系ですが、ワールドワイドで見ても風前の灯火で、現在絶滅の危機に瀕していると言ってもよいでしょう。
当然、我が国も同様でほぼ消滅と言える状況に陥っています。
元々この系統は、我が国ではコンスタントに走る仔を輩出するのみならず、超大物を生み出す父系として脚光を浴びていました。
古くは「幻の馬」トキノミノル、ハイセイコー・タケホープを相手にしなかった名馬タニノチカラ、そしてこのパーソロンを通してメジロアサマ、史上最強馬の1頭である「皇帝」シンボリルドルフ、そしてその息子トウカイテイオー等、多数の歴史的名馬を生み出した父系でした。
現在の消滅寸前の状況が返す返すも残念でなりません。
ディープインパクトの産駒桜4連覇も大記録ですが、それに勝るとも劣らない大記録が、パーソロン産駒のオークス4連覇です。
今やほぼ伝説となってしまったこの記録、当時の28頭立て(またはそれ以上)が当たり前だった大混戦の牝馬クラシックで、同一種牡馬の仔が4連覇、とは本当に信じられない記録と言えます。
フィリーサイアー(filly sire)として名を馳せたパーソロンですが、晩年に本物中の本物の代表産駒、史上最強馬の1頭であるシンボリルドルフを送り出すとは、当時は想像も出来なかったですね。
本邦屈指のホースマンである和田共弘氏の執念が生みだした大種牡馬です。
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かぎしっぽさん
ルドルフの内面的な強さはスピードシンボリが出ていたと野平祐二調教師が話していた記事を読んだ記憶があります。
そしてトウカイテイオーがJCをルドルフに次いで優勝した時も大喜びだったそうです(^o^)
ルドルフは晩年近くにJCの日にパドックお披露目がありましたが、ピカピカで本当に素晴らしい姿でした。 -
KAGA-1さん
サクラグループは全演植御大亡き後、スーパー事業から撤退、パチンコ産業はご存じの通り斜陽産業ですから、本業もかなり苦しい状況だと思われます。
馬どころではないのでしょうね。
それにしては、ポツポツと頑張っていると思いますが。 -
かぎしっぽさん
ルドルフが社台SSで繋養されたらどうだったでしょうか?
和田氏人脈の強いところしかシンジケートに参画していなかった感じがしますので、それ程繁殖に恵まれていたとは言えなかったのかもしれません。
ルドルフは父親よりも母方の血が強かった(スピードシンボリ〜ロイヤルチャージャー)様な気もしますので、血統的にはかなり時代に先んじていた(要するに、SSと同系ですからね)と思うのですが。 -
KAGA-1さん
ホクトスルタンが、2008年の天皇賞(春)で勝ってたら、障害入りもなく、種牡馬に上がれてたでしょうか。
ギンザグリングラスは、何世代残せるか、もありますが、その間に牡馬の特大ホームラン打ち上げられるか、ですね。
ストロングブラッドは、何とか種牡馬に上がる道はなかったのですかね。
クワイトファインも、何世代残せるか、のレベルですが、今のところ、産駒は全頭が牝馬らしく、まずは、牡馬産駒が待たれるところです。
近年、クラシックで、サクラ冠の馬を見ない気がしますが、「菊の季節に桜が満開」が、もう1回実況されるようなことがあれば、また話題になりそうですが。 -
かぎしっぽさん
ルドルフの系統は残って欲しかったです。
最終の2世代目でかつての荻伏、当時のブルーインベスターズで募集されたルドルフ産駒にどうしても出資したくなって入会しました。
股関節をデビュー前に痛めてしまって2回走ったけどダメでした。
サクラスターオーは私が初めて好きになって応援したお馬さん。
最後の有馬記念は今でも切ないです。
スターオーはカッコよかったですよね。
今は200頭種付けする時代なので、一気に淘汰されてしまいますね・・・ -
かぎしっぽさんがいいね!と言っています。
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カッチーさん
プライヴェート種牡馬しか残っていませんので、ちょっと厳しいですね。
ルドルフの系統が難しかったら、他の系統でも良かったのですが……
サクラショウリ〜スターオーの血脈が残せなかったのが痛かったですね。
スターオーはパーソロン系のハーツクライになった様な気がしています。
母系は名門ですしね。 -
KAGA-1さんがいいね!と言っています。
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カッチーさん
調べたら、もうギンザグリングラスしかいないのかな?
外国だともう少し大事に扱っていそうな気もしますが…
確かに厳しいですね(^_^;)