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2012/12/06 11:15
シンザン 幻の傑作
シンザンの代表産駒と言うと、2冠馬ミホシンザンか、「日本競馬史上2000mで初めて2分を切った馬」快速の芦毛馬シルバーランドあたりを思い浮かべる方が多いと思いますが、小生、もう1頭、忘れ難い馬がいます。
「ブルスイショー」
2歳(当時3歳)デビュー時から新馬・200万下を連勝、なかなかの高素質を示していましたが、本格化したのは3歳秋(当時4歳秋)から。
府中のオールカマーで「ヒンドスタン最後の傑作」ハクホオショウの2着後、カブトヤマ記念・クモハタ記念を連覇、年明けの金杯こそ一番人気を裏切って7着に敗れましたが、その後のAJC杯であのタケホープに直線鋭く迫り2着、ハイセイコー(9着)に後塵を浴びせました。
次のレース、目黒記念では(おそらく)堂々の一番人気での出走、と思われましたが、その中間の調教中不運にも骨折、その短い生涯を閉じました。
無事であったら、古馬戦線の王道を堂々と歩む馬に成長する可能性が極めて高かったと思われるだけに、残念でなりません。
シンザンの仔らしく、とても勝負根性に優れた強烈な差し足を持つ馬でした。
横山典ジョッキーの親父さんや郷原ジョッキーのお手馬でしたね。