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2013/03/07 23:50
サマーナイトシティ11【キングカメハメハ産駒】
現存の本邦種牡馬の中で、私が最も信頼している種牡馬がキングカメハメハです。
以下は、昔、彼の掲示板に記したものです。
「サンデーサイレンス全盛時代に、唯一(と、言っても良い程)、競走能力・スケールでサンデーの仔に引けをとらなかった名馬でした。
脚部不安により早期の引退を余儀無くされましたが、我々はこの馬の全貌を知り尽くしたとは言えないと思います。まだまだ奥があったような感触すらあります。
ダービーの強引とも言える勝ちっぷりは本当に強かった!!」
種牡馬としても、芝良し、ダート良し、短距離良し、中距離良し、配合によってはステイヤーすら出す、と言うあまり例を見ないオールマイティな万能種牡馬で、綺羅星の如く名種牡馬を擁する社台Gの中でも至宝と言える存在でしょう。
過去に遡っても、この様な種牡馬はあまり記憶にありません。
あえて言えば、ノーザンテーストの存在に近いでしょうか。
とうとうその産駒に、ロードカナロアと言うスーパーホースも登場しましたしね。
・・・と、私は惚れ込んでいる訳で、2011産では5頭もセレクトしてしまいました。(12産もかなり行く予定です。)
で、この馬ですが、おそらくキャロットの募集馬であったら、即満口だったと思われます。
牝馬ながらなかなか奥行きのある馬体で、まだまだ成長して行きそうな感触を与えてくれる馬です。
仕上げの上手な西園厩舎ですから、しっかりと春のクラシックに間に合わせてくれるでしょう。
まだ残口がありますので、お奨めの一頭ではないかな?
(別に私はシルクHCのセールスではありませんが)
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でも、ディープインパクトはサンデーではありませんので、カメハメハも「打倒!ディープ」は十分狙えると思います。
近年益々繁殖の質が上昇している(シンクリやチチカスメインの年もありましたが)ので、今後は相当期待出来ると確信しております。 -
スダビンボールさん
そうですね、ダイハードと比較したのは、ちょっとカメハメハに失礼だったかな。オールマイティと言う観点では、やっぱりノーザンテーストなんだろうなぁ、比較の対象は。
ノーザンテーストも牡馬の代表産駒はアンバーシャダイ、ダイナガリバーといったところでしょうが、今考えると、若干の物足りなさは残ります。
やはり次々とA級のクラシックホースを輩出し続けたサンデーサイレンスと言う馬が不世出の怪物だったんでしょうね・・・(続く) -
スダピンボールさん
ちょうど、サンデー×ノーザンテースト(エアシェイディとかローゼンカバリーとかプライムステージとか)で常識的には強いけど物足りない馬、っていましたよね。あれって、良血の公式にはまりすぎていて、突き抜けられない、というようなことを山野浩一先生が書いていました。キンカメ×サンデーはそれと似てるな、と今、思いました。
しかし、サンデー×ノーザンから、デュランダルとダイワメジャーというチャンピオンを出しました。
キンカメは、今、サンデー×ノーザンでいえば、デュランダルを出したところで、これからダイワメジャーを出すのかもしれませんね。
ディープ用に輸入したドイツや南米の牝馬とキンカメの配合から大物が出そうな気もします。 -
(続き)まぁ、「超大物一発」を出す種牡馬と言うより、「まんべんなく走る仔を輩出するクズを出さない種牡馬」なんでしょう、現時点では。ちょっとスケールは異なりますが、殆どクズ馬を出さなかったが、とうとうクラシック・ホースを出す事が出来なかったダイハードに近いイメージを私は持っています。
ただ、貴兄もおっしゃる通り、競走能力は史上最強級のものがありましたので、そろそろスーパーホースの登場も期待出来るのでは?と考えております!その場合はやはりA級牝馬との産駒でしょうね。 -
スダビンボールさん
コメントありがとうございます。
貴兄の様なご意見、当然出てくるだろうと想定しておりました。
カメハメハは、
・何と言っても、サンデー牝馬と言う絶好の配合相手に恵まれている事
・ディープの様なスーパーチャンピオンホースは、まだその産駒に出現 していない事(カナロアはその候補ではありますが・・・)
・その産駒に若干早熟傾向が見られる事
・・・・・等により、若干の物足りなさを感じる事も事実です。(続く) -
スダピンボールさん
キングカメハメハの現役時は、サンデー産駒以上のスケールを感じた、とのご意見に賛同します。
ただ、ローズキングダム、トゥザグローリー、ルーラーシップというキンカメの良血いまいちトリオを考えると、このトリオのお母さんとの配合でチャンピオンを出せなかった、というのは、キングカメハメハの限界を感じるという気もします。もっとも、ロードカナロアとかルーラーが海外で成果を出しているから、めぐりあわせかもしれません。
古馬チャンピオン戦線でトップに立つような産駒、自身を超えるような産駒を期待してしまうので、どうも辛く見てしまいます。