【タイテエム】天皇賞・春【エリモジョージ】

久々に見応えのある淀の天皇賞になりそうですね！
私が競馬を見始めた頃は、春の淀も秋の府中も３２００mで、とても重厚な競走のイメージがありました。
中距離までは絶対的な強さを見せていた名馬も、距離の壁に泣いて敗れる、などと言うシーンを何回見たことか･･･府中の天皇賞が２０００mになった事もあり、さらにサンデー登場以降は大分様相が変わって来ていますが。

昔の淀の天皇賞で特に記憶に深いのが、共に凱旋門賞馬セントクレスピン産駒の２頭、タイテエムとエリモジョージです。

「無冠の帝王に春が来た」（タイテエム）
「何も無い襟裳に春を告げるか」（エリモジョージ）

杉本アナの名セリフと共に、忘れ難い名レースですね。
タイテエムはBMSのヴェンチアの影響か、種牡馬となってからはかなりのスピード馬を輩出しましたが、セントクレスピンＸワラビー、母系は名門ビューチフルドリーマー系と言う「筋の通ったステイヤー血統」のエリモジョージが競走で見せたスピード（と、言うか能力の絶対値の高さ）は、近年、この様なタイプの競走馬が殆ど存在しなくなって来ている事もあり、大変懐かしく郷愁を誘います。
その点では、ちょっとそのタイプであるバンデが出走出来なかった事は残念ですね。。