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2014/05/31 19:54
大久保洋吉師とメジロファントム
父君の末吉師から代々長きに渡り、関東の名物厩舎として記憶に残る馬を管理されて来ました。
父 末吉師の「走る労働者」と言われたイナボレスやトウフクセダン程ではないにしろ、タフで使い減りしない個性的な所属馬が沢山いましたね。
馬主の立場からすると、この様な調教師は実にありがたい存在だとつくづく思います。
洋吉師と言えば、やはり何と言っても名牝メジロドーベルが思い浮かびますが、個人的に最も記憶に残る馬は、師のかなり初期の管理馬ですが、天皇賞、有馬記念を連続ハナ差2着で涙を呑んだメジロファントムになりますねぇ〜。
新馬を10馬身差圧勝のあと、すぐに重賞の京成杯に挑戦してタケデンの2着、弥生賞でもファンタストの3着して、クラシックでも期待されましたが、その後骨折。クラシックを棒に振りましたが、古馬になってからも常に一線級で活躍しました。(クライマックスは前述の天皇賞・有馬記念ですね。)
現在では殆ど見かけなくなった「20世紀最高の名馬」の1頭、リボーの直系らしく、大舞台での強さには唸らせるモノがありました。
ファントムの様な、長きにに渡り、重賞で活躍してくれる馬に出資するのが、私のひとつの目標です!
師の最後のダービー出走馬となるショウナンラグーン、メジロドーベルの孫でもあると言う極めてドラマチックな背景を持つ馬で、心の中で応援されている方も沢山いらっしゃると思いますが、「コウジョウ」で1000勝を達成された松山康久師の様に、ドラマチックなフィナーレが用意されていますでしょうか!!