1584件のひとこと日記があります。
2014/12/12 17:10
社台ファーム「夜明け前」
しかし、キャロですが、爆発し過ぎて暴発してしまいましたね・・・
この類の話は実に気分が悪い。
馬自身と出資者の方は本当に気の毒です。
さて、前回の続きですが、社台SSのお話。
Bold Ruler系でボールドアンドエイブル云々・・・を書きましたが、当時の事をつらつらと思い出しました。
以下の文章は、大昔のこの日記に記させて頂いたものです。
題して【社台ファーム 夜明け前】
丁度、ノーザンテーストが輸入されるちょっと前の話です。
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手元に1974年の競馬四季報があります。
社台ファームの繋養種牡馬は、
エルセンタウロ(種付料200万)
ボールドアンドエイブル(150万)
ガンボウ(150万)
ハイハット(120万)
マリーノ(150万)
ヒッティングアウェー(70万)
モデルフール(70万)
マイフラッシュ(50万)
バウンティアス(70万)
ルヴァルマラール(50万)
シオン(30万)
バーボンプリンス(30万)
こう見ると、アメリカ産のスピード系はボールドアンドエイブルとモデルフールぐらいで、むしろ欧州産の重厚なステイヤー系が多いことがわかります。
(パーソロンの全弟、マイフラッシュもいます。それなりに当時の日本向き流行血統も意識していたのでしょう。)
現在の社台王国の姿からは想像も出来ない厳しいラインナップですが、ノーザンテーストが輸入されるのは1975年ですから、1980年前後ぐらいまでは、社台の苦難の道程は続くわけです。
現在の社台一極集中を非難する方々も多いですが、彼らも試行錯誤と苦労と努力を重ねて、今日の地位を築いた事も決して忘れてはなりません。
当時の社台ファーム生産馬は「格好は良いけれど、底力に欠け、クラシックレースでは用無し」なんて言われていたのですから。
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VirticalStripeCrossさん
コメントありがとうございます!!
社台ファーム関連は、昔から牧場見学者にもとても親切に対応してくれました。
私は学生の時よくお邪魔しましたが、当然馬主でもなく、当時はまだ黎明期だった一口クラブの「ダイナース・クラブ」の会員でも(当然)なかった一介の見学者でしたが、ノーザンテーストやリアルシャダイ等の種牡馬もゆっくり見学させてくれましたし、とても楽しい思い出があります。
あの競馬ファンを大切にする気持ちも、今日の社台Gの隆盛に繋がっているのだと思います。
当時のホスピタリティは、現在のクラブ運営のKNOW-HOWに十分生かされていますね。 -
NF空港や早来に行っていつも思うのですが、5Sが完璧なまでにできていています。
道具は本当にきれいに整理され、そして保管してあります。とにかく細かいところにスタッフの方が気を付けているのがわかります。
また躾という面でもこれ以上ないくらい素晴らしいと思います。
その他経営上参考になる部分が多く、PDCAをきちんと回せている牧場だからそこ今日があるのだといつも思います。
吉田家の家訓の一つに「本業の利益は本業に投資」というがあります。実際にできそうでできないことです。自分で経営して初めてわかりました。個人的になぜサンデー・社台が好きかと言えば、実はこのあたりの経営理念から来ています。 -
ラフテルさん
早速の「いいね!」、ありがとうございます!!
古い話で恐縮です。
でも、新しいファンの方にも興味深いラインナップだと思うのですが・・・ -
ラフテルさんがいいね!と言っています。