189件のひとこと日記があります。
2016/09/02 14:27
蒼ざめた少年は・・・2
席の交換が終わり、座席の並びは、通路の右、窓よりから少年・三十代の夫・身重の妻、
通路を越えて、私・私のつれあい・三十代の男(さっきからずっと寝ている)となった。
少年と離れた私は、ちらちらと通路越しに様子を窺う。
少年はサンドイッチをとり出し食べ始める。飲み物はアテンダントから受け取ったアイスコーヒー。
うんうん、昼飯か。
お母さんの手作りサンドはともかく、アイスコーヒは渋い。まさかブラックなのか(私はリンゴジュースだ)。
確か1936年のベルリンオリンピックで、日本人が弁当を食べているのを見て、他の観客が「日本人は泥を食べる」と驚いたらしい(海苔をまいたおにぎりだった)。
しばらくして機内が睡眠モードにはいったころ、騒ぎは起こりました。
少年の隣の夫婦が突然立ち上がります。
奥さんが声を上げ、手を振ってアテンダントを呼んでいます。
駆けよったアテンダントと夫婦二人が、少年を囲んであわただしく何かしています。
三人の目の色が変わっています。
三人で殴っているのか。一人旅の少年を袋叩きにしているのか。
許さないぞって、そんなことあるわけありません。
「気分が悪くなったらしくて、戻しちゃったんです」
そう奥さんが教えてくれたのは、少年が前の方へ連れられて、休んでいる時だった。
少年は、しばらく休んでもとの席へついたが、それからもう一度戻した。
体に毛布を掛けてもらい、静かに目を閉じている少年の顔色は、蒼白だった。
「お迎えのご家族をお呼びしましたから、もう大丈夫です。お客様もお帰りになって下さい。ありがとうございました」
岩国錦帯橋空港に着いて、少年の隣にいる私に、アテンダントがそう言った。
機内には、もう他の乗客はほとんどいない。
「飴、上げようか」
「いえ、いいです」
「そう、気を付けてね」
それが私と少年の最後の会話だった。
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いつの間にか・・・旅日記・・・
気付かなんだ!
ア〜・・・後悔!・・・残念!
最近・・・トントご無沙汰の・・・!
松茂厩舎さんにも・・・ご無沙汰で!
その代わりに 最近の出没先が・・・
笹田和秀厩舎さん!・・・でもね!・・・先生と個人的な・・・
古〜い・・・お付き合いで・・・
新車一台お買い上げ頂きました。
気さくな・・・よか・・・先生です! -
文之進さん
おはなさん、ありがとうございます。
身重の奥さんはよく面倒を見ていました。
ところで、日曜の小倉競馬は無事開催されるでしょうか。
シロニイがデビューするんですが・・・。
たぶん中止でしょうね。無念です。 -
おはなさんさん
甘いもの好きの文之進さんこんばんわ。嘔吐した後の少年に「飴ちゃん食べる?」は大阪のおばちゃんでも言えないなぁ〜私がこの子なら別れ際に飴ちゃん持ってる謎のおじさんに「ナンデヤネン!」
…身重の奥さんに何事もなくて(´▽`)良かった〜