中山大障害、もっともっと！

ご存知グランドナショナル、競馬発祥の地イギリスで最も人気のあるレース、売り上げでもダービを上回って国内最高だという。2008年の統計では日本の有馬記念をも上回る売上だという。凱旋門賞やケンタッキーダービーとはどうなんだろうか。
もし世界一だとしたら、秘かに競馬の原点は障害競走だと思っている私は嬉しい。

距離4マイル半（約7200ｍ）！、16の障害をのべ30回！、約40頭！の馬が跳ぶ。数字だけで圧倒されます。映像で見るともっと凄い。その迫力は、時代劇の合戦シーンなんか比べ物にならないのね。競馬の起源は古代騎馬民族にあると勝手に思っている私は、これだと思ってシビレてしまうわけです。
死ぬ前に一度生で見たいと、ああグランドナショナルと、身悶えしてしまうわけですね。

落馬は当り前、二桁の馬が落馬する。数頭しか残らないこともあるとか。落馬した馬のために退避コースまで作られている。
サバイバルレースというより、合戦に近い。安全のために騎手は鎧代わりのプロテクターまで身に着けている（現在は日本でも使用）。
この過酷なレースを勝ち抜くためには、人馬ともに優れた飛越技術はもちろん、不屈の精神力が求められる。

これに範を取った我等が大障害と比べると、さすがのジョンブル魂に思わず脱帽。