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2012/03/05 22:54
チューリップ賞を終えて
牝馬3冠「桜花賞」を前にして盛り上がる気持ちは分からないではない。
まして近年、強い「スター牝馬」が続出していた事から、にわか競馬ファンには「今年もまた強いスター牝馬を見てみたい」という思いに駆られてしまう事も良しとしよう。
しかし、「3冠牝馬」や「牝馬によるダービー制覇」などは本来は滅多に起こらない事であり、自分が競馬に関わっている間に一度出会えるかどうか?くらいの確率の話であるはずだ。
私はそれほど競馬暦は長くは無いが、メジロラモーヌが3冠を達成した後にマックスビューティーが3冠を逃したりした辺りから観戦しているので、どちらかというと「牝馬はあてにならない」と思っていた。
だからシスタートウショウ、イソノルーブル、スカーレットブーケ、ノーザンドライバーの4強が揃った桜花賞に興奮した。
レース後、凡走した人気馬陣営は決まって「ふけ」のせいにしたりするのが牝馬限定レースの定番でもあったし、勝てなかった人気馬に対していつまでも未練がましくウダウダ恨み言を言うようなファンは、少なくとも私の周りにはいなかった。
自分の大切な「身銭」を「あてにならない牝馬」には賭けられない、牝馬クラシック路線は見て楽しむ物である、とさえ言い切る者もいた。
しかし、牝馬は美しい。
独特の体型がある。
血統が好きな私にとっては「仔を残す可能性が極端な牡馬」よりも「そこそこ走れば繁殖に上がれる牝馬」の方が長く楽しめるのも現実である。
牝馬クラシック路線で善戦止まりで勝ち切れなかったが、パドックでは抜群の気配で惚れ込んでしまった馬の初仔なんかが登録された日には、うれしくてうれしくて興奮しまくりだったりする。
だからこそ「収支をプラスにする事を目的としている馬券活動」と「自分が気に入って気に入り過ぎて入れ込んでしまった馬を追いかけるPOG活動」を、私は並行している。
楽しいよ(笑)