595件のひとこと日記があります。
2020/10/12 23:50
芭蕉の革命
松尾芭蕉の場所
芭蕉の句の中に有名な
まつしまや
ああまつしまや
まつしまや
がありますね。この解釈をSF的に書きます。
分析すると、まつしまやとああの2つの言葉になります。
A
BA
A
すごいシンプルですね。
この2つの言葉で、芭蕉は俳句の革命をしました。
表現の革命と言っていい。場所とああという(感動詞、副詞)だけで
世界を表現しています。これがまつしまやを3回書くのと
絶対的に違うところでしょう。リズムですね、変調して
また元にもどる。見事です。
音楽的でもある。
芭蕉は俳句の限界を感じて、
この句を作ったのではないでしょうか。
わずか17文字でどれだけの世界が表現できますか。
住所だけでも、17文字位になります。
これを、自分の気持ちと場所を表現してるのは驚異です。
でも、この句は芭蕉としては、賭けだと思いますね。
これを評価して呉れなければ、俳人として終わってしまいます。
ですから、俳句の革命、日本語の革命、表現の3革命が行われたので
す。これ以後日本語の表現は飛躍的に上がったと思いますね。
筆者より この文章は俳句研究になんの足しにもなりません。
<この文章を書いてる時は、芭蕉の句だと、信じていましたが、
実は、芭蕉の句ではないんですね。
芭蕉は松島に行って、句が出来なかったそうです。>
2003/08/16 18:03 (Sat)