競馬予想と経験

　競馬を十年、二十年やっていて、一向にうまくいかない経験は誰しも同じでしょう。
競馬を長くやっていれば、情報は多くなりますが、
データの解析が遅れているんですね。
とは言え、普通のデータをいくら集積しても、期待値が１００％を超える事は
ありません。（控除率があるから）
予想の精度（単勝人気）を上げれば上げるだけ、一番人気に行き着きます。
その証拠に、年間を通して、2番人気の馬が１番人気の馬より多く勝っている事は
ありません。
この期待値は、データの量が膨大で、たかだか10レースの傾向とかではないんですよ。
ネットで検索すれば、人気別の勝率と、期待値が出ています。

　有料サイトで、どの騎手が何％で１００％を越えているので、買えば
儲かると短絡的な見方をしている人がいます。
これは、ある期間のデータの偏りで、次の半年なり一年では
１００％を越える保障はありません。どちらかと言えば回収率ですね。
回収率は、期待値と違ってデータが少ないんですよ。
予想の場合は、個人の能力、ツキの要素もあって年間の回収率が
１００％を越える予想家は少ないと思います。
また、次の年も１００％を越えるのは未知の領域です。

　ここまでで、何を言っているのだろうと、疑問に思った方がいると思いますが、
統計学、確率の基礎を学んでください。
そうすれば、自分が何故勝てないかが分るでしょう。
参考までに、谷岡一郎さんの「ツキの法則」は読みやすくて
ためになります。