世渡り上手

　我々が生活をして行く中で、知らなければいけない
基本的な事は決して多くはない。

多くは亜流で、基本的な事から見れば、本質的なものではない。

　我々がテレビを見たり、スポーツを見たり、芸術、読書、音楽
これらは、個人的な気質によって、興味が分散している。
スポーツにはまったく関心がない人もいるし、
スポーツ以外があまり関心がない人もいる。

　共通のものは、あるんだが、共通の話ばかりでは
ネタが直ぐに尽きてしまう。
それで、個々の興味の分散になるんだが、
これが、深く専門的になると、その事にしか興味がない人とは、
話は出来ないし、面倒くさくなる。

　現代人は、基本的な約束事を忘れて
亜流の知識に毒されているんじゃあないかな。
まあ、挨拶程度の話題では、流行、ファッション、芸能ネタ、地域、地方の言葉、
風習、男ならだいたいプロ野球か、ゴルフ。軽い競馬ネタ。
スポーツが好き(観戦）は結構多い．囲碁、将棋もあるね。
大体、プロのある職業はファンが多いだろう。需要と供給である。
ただ、小説(純文学）は、これは注意が必要である。若い頃は良いが
いい歳をしたおっさんが話すと、引かれる事が多い。
旅行ネタも良いが、海外ネタは限られる。一般的に芸術はＮＧワードに近い。
コアな人が多く、逆に敵視される場合もある。宗教もだね。

　こうしてみると、軽いネタは良いが、深い話になると反発を招く。
特に文学関係は注意が必要だね。

　我々には、基本的な知識よりも
どうでも良い知識を多く持つのが、世渡りが上手な人だろう。
批判的な事は言わない。
当たり障りのない事を言う。

結局、好き嫌いが激しい人は敬遠される傾向が強い。（*^j^