事実と真実は違う

事実と真実は違う

　株のチャートで、ダブルトップ、ダブルボトムは
株価の転換点と書かれていますが、これは
まったく根拠のない妄想です。

　何故なら、チャートを見てください。
一旦、上昇が終わると、下落します。
そのまま、下がるか上がります。
そして、前回の価格の位置に戻った時が、便宜上の
ダブルトップになります。これは、同じ位置ではなくても
ダブルトップと見做されるので、このパターンは常に
出現します。つまり、結果において、５０％でしかありません。これを、あたかも真実のような書き方が多すぎますね。

確かに、説明しやすい場面ですからね。
これが間違っているとは言ってはいません。

　別の例えで言えば、価格は移動平均線を必ず割れると
言うのも、間違ってはいませんが、その意味するものは
机上の空論です。
どこで、その平均を下回るかが分らないと、
意味がないからです。