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2015/05/04 11:26

天皇賞・春、回顧

★レース回顧
ゴールドシップのスタートは良かった。しかし、加速力が弱いためにどんどん後方に置かれていく。横山典弘は、レース後のインタビューで、「出脚が良ければハナを切ってもいいと思っていた」と言っている。上りの速いレースが多い京都コースの特徴を考えて、先行策を考えていたようだ。しかし、その計画はスタート直後に早くも崩れていく。

結局ゴールドシップは最後方まで下がってしまう。レースはクリールカイザーが、1000m通過61.4秒で、3200mの長丁場にしてはそれほど遅くないペースで引っ張ってくれた。横山は先行策をあきらめて、「馬のきげんを損ねないように走らせた」と言っている。

横山は、1週目の4コーナーの出口で、馬を馬群から不自然に離して、外に出した。この理由は横山本人に聞かなければ分からないが、私が思うに、このコース取りによって、馬は自分と先頭がどれぐらい離れているかが分かり、もっと差を詰めなければいけないという気になる。つまり、馬の走る気を引き出すために行ったのではないかと思った。また、馬群の外から前に進出する狙いもあったかもしれない。

結局1週目の正面の直線で思うように位置取りを上げることはできずに1コーナーを迎えてしまう。ここで2コーナーまでじっとして、2週目の向こう上面に入ると、横山は渾身の力を込めて手綱をしごく。しかし、ゴールドシップのペースはなかなか上がらない。しばらく間をおいて、ゴールドシップは徐々にエンジンがかかり始め、位置取りを上げていく。そして、4番手まで上げると、そこでいったん息を入れた。

ふつうは、レース中盤で位置取りを上げると、そのまま先頭に出て、突っ走ってしまうのだが、ゴールドシップの場合は、ここで折り合った。ここでまだ残り800mぐらいだ。そして、残り600mを切って、馬群のペースがアップする。最後の直線でカレンミロティックが後続を引き離す。それをめがけてゴールドシップがラストスパートをかける。後続勢も最後の力を振り絞って追いかけてくる。やがてカレンミロティックの脚色が鈍り、ゴールドシップがそれを交わして先頭に出る。外から伸びて来たフェイムゲームをクビ差抑えて1着でゴールインした。

スプリットタイム
1000m−1000m−1000m−200m(全体)勝ち馬
2013年(良):59.4−60.3−61.9−12.6(3:14.2)フェノーメノ
2014年(良):61.7−61.7−60.0−11.7(3:15.1)フェノーメノ
2015年(良):61.4−61.8−59.5−12.0(3:14.7)ゴールドシップ
14年と15年は、細かい違いはありますが、だいたい同じペースと言えるでしょう。13年はサトノシュレンが後続を大きく離して逃げたので、比較しづらいです。

ゴールドシップの位置取り・上りタイム
2013年(18頭):14−13−6−4:37.0秒
2014年(18頭):18−18−15−14:34.2秒
2015年(17頭):15−14−4−5:35.0秒
去年は4コーナーを14番手で回ったのに対して、今年は5番手で、去年勝ったフェノーメノと同じ番手でした。13年は4コーナーまでに相当脚を使ったので、最後の直線は完全にばてました。今年も途中で脚を使っているのですが、残り800m〜600m辺りで一息入れたのが良かったようです。

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