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2015/07/27 11:10
馬券の歴史と馬連
今ではいろいろな馬券がありますが、昔は単勝、複勝、枠連の3種類しかありませんでした。枠連は出走馬を最高8つの枠に分けて、1,2着馬がその枠に入っていれば的中です。これは今でも発売されているので分かると思います。
人気が集中することが予想される馬が出走すると、単枠指定と言って、その馬1頭が1つの枠に入ります。例えば、1991年の春の天皇賞では、メジロマックイーン、メジロライアン、ホワイトストーンの3頭が単枠指定されました。1枠にはメジロライアン1頭、4枠にはホワイトストーン1頭、7枠にはメジロマックイーンが1頭入り、残りの15頭がその他の枠に3頭ずつ入りました。
結果は7枠のメジロマックイーンが1着、5枠のミスターアダムスが2着に来て、枠連5−7が的中で、払い戻しは16.1倍でした。このとき、5枠にはミスターアダムスの他に、オースミシャダイとメジロパーマーが入っていたので、その馬を狙って枠連5−7を買った人も的中です。その他、単勝1.7倍、複勝は、1着1.2倍、2着4.8倍、3着8.6倍でした。馬券の種類はこれしかなく、馬連も、馬単も、もちろんワイド、3連複、3連単もありませんでした。
馬連が誕生したのは1991年でした。このとき友人と、「枠連だって当たらないのに、馬連なんかなかなか当たらないだろう。」と話したのを覚えています。馬単に比べればよっぽど当たりやすいのに、当時は馬連ですらとても難しい馬券に思えたのです。そして、どうすれば馬連を当てられるのかと不安になったことを覚えています。実際、馬連を当てるのは、今でも難しいです。
私は、以前は馬単中心に馬券を買っていましたが、現在は馬連を中心に馬券を買っています。それは本命馬が2着になった時が悔しいからです。ゴール直前で差されたり、よく追い込んだのに届かなかったり。馬連なら、「よし、2着は確保できる」と安心して見ていられます。もちろん配当は低いのですが、とにかく馬券を的中させたいという思いが強いのです。欲が深いのでしょう。欲には2種類あって、高配当を狙う欲と、的中の喜びを求める欲です。私の場合は後者の方だと思います。
馬連の場合は、配当が低い分、点数を絞る必要があります。できれば3点までには絞りたいところです。多くても4,5点までです。しかし、的中欲の強い私は、紐抜けの悔しさを味わいたくないので、つい点数が増えてしまいます。「あの馬がくるかもしれない、この馬も来るかもしれない」と思って、7〜8点買ってしまいます。結局、10,000円買って、払い戻しが16,000円ぐらいだったと言ったことがよくあります。最低でも2倍の回収率を取りたいです。
もし、私の予想を参考にしている方がいらっしゃいましたら、上位5頭ぐらいに絞った方がいいと思います。つまり馬連4点です。そうすれば1点当たりの金額を増やすことができて、回収率を上げることができると思います。でも、ときどき7頭目や8頭目の馬が2着に来るときがあって、それが目が飛び出るぐらい(私の場合は80倍以上)の配当になるときがあるので、やっぱり点数が増えてしまいます。そんな馬はめったに来ないのですが、そこの踏ん切りをつけられないところが、私のギャンブルの才能の無さかもしれません。


