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2016/04/20 01:10
マイラーズC、優勝確率1(基礎)
馬名、優勝確率
フィエロ、29%
サンライズメジャー、13%
ダノンシャーク、9%
エキストラエンド、8%
アルバートドック、7%
ダノンリバティ、7%
クラレント、5%
クルーガー、3%
マーティンボロ、2%
ケントオー、1%
レッドアリオン、1%
グァンチャーレ、1%
テイエムイナズマ、1%
ネオスターダム、1%
アルマワイオリ、1%
ケイティープライド、1%
合計90%
1位はフィエロで、他を大きく引き離しています。しかし、絶対王者モーリスの存在でなかなかG1タイトルが取れません。それどころかまだ重賞未勝利です。しかし、マイルCS2年連続2着など、実績は十分です。だからと言って絶対信頼できるかと言うとそうではありません。もう1つ考えなければいけないことがあります。それは採算オッズです。
これから検討を加えて加点をすると、フィエロの優勝確率は32〜35%ぐらいまで伸びそうです。そうすると採算オッズは2.9〜3.1倍ぐらいになります。その時実際のオッズがあまりに過剰人気になると、不思議と何か不可解な凡走をするときがあるのです。これは不思議なことで、理論的には説明できません。
最近では桜花賞のメジャーエンブレムが良い例です。採算オッズが5.6倍なのに、実際のオッズが1.5倍でした。これは明らかに過剰人気でした。すると実際のレースではいつもとは違った中団待機策を取って4着に敗れてしまいました。馬券にすら絡めませんでした。
おそらく、馬も人間も実力以上の期待がかかると、プレッシャーを感じて何か不可解なミスをしでかしてしまうようです。人間はオッズが分かるからプレッシャーが掛かるのは分かるけど、馬は数字は読めないのだから、オッズなんて分かるはずはないと思うのですが、馬も生き物なので、ファンの期待を感じるのではないでしょうか。
さらに古い例なのですが、2013年のゴールドシップの天皇賞・春が思い出されます。前年の菊花賞を制したゴールドシップは、続く有馬記念も制覇して、年が明けて阪神大賞典も2馬身差の楽勝を飾ります。当然、優勝確率は40%まで上がり、採算オッズは2.5倍です。もちろん優勝確率1位でした。
しかし、実際のオッズが1.5倍まで下がってしまったのです。これは非常に危険な状態です。実際のオッズが採算オッズと比べて低すぎるのです。したがって、私は優勝確率2位のフェノーメノを本命にしました。フェノーメノの優勝確率は20%、採算オッズが5.0倍でした。それに対して実際のオッズが6.2倍だったのです。
実際のレースは、みなさんご存知のように、大きく離れた最後方を進んだゴールドシップが、内田騎手の懸命なアクションに応えて残り800mあたりからスパートして、4コーナー手前で先頭に並びかけましたが、最後の直線では伸びを欠いて5着に敗れてしまいました。
こんなことがあるので、採算オッズと実際のオッズの比較は常に行わなければなりません。そうは分かっているのですが、つい人気につられて、危険な人気馬を本命にしてしまう私です。桜花賞も、優勝確率19%(採算オッズ5.9倍)で1位のシンハライトを本命にすれば馬連が的中してたのに、メジャーエンブレムを本命にしてしまい、馬券を外してしまいました。
ちなみに、シンハライトの実際のオッズは4.9倍でした。採算オッズよりは低いのですが、それぐらいの差なら勝負できます。私の話に納得できる方は、危険な人気馬を本命にしないで、優勝確率は高いが、実際のオッズが高い馬を狙って下さい。私もそうできるように頑張ります。
さて、話をマイラーズCに戻します。1番人気が予想されるフィエロですが、去年はマイルCS2着の後、香港に遠征してモーリスが勝った香港マイルで9着と凡走してしまいました。さらに今年で7歳になります。もうこれ以上の上昇は望めそうにありません。また、このレースが今年の始動戦になり、どのぐらい仕上げてくるかも未知数です。
そんなこんなで、フィエロの人気はそれほど上がるとは考えにくい状況です。逆に単勝が2倍台であれば、馬連の軸としては「買い」であると言えるでしょう。もし、1倍台だと少し考えてしまいます。でも、採算オッズが2倍台なら、買えないこともないでしょう。


