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2016/05/30 20:33

日本ダービー、分析・感想

1000m通過が60.0秒。速いミドルペース。隊列は長い一団。このペースで流れると弱い馬は最後の直線で脱落して、ゴール前では強い馬のみが残り、または伸びてくる。その通りに、皐月賞上位5頭が、そのまま5着までに入った。

マカヒキは3番枠から好スタート。下げることなく馬なりで中団の内を確保できた。その後道中は内々を走って、距離損なくスタミナを温存できた。4角で外に進路を取ろうとするが、他の馬がいたため、馬場の中央に進路を取る。このとき、前が壁になって外からサトノダイヤモンドがふたをしに来たので、最大のピンチを迎える。しかし、サトノダイヤモンドが外に寄れたために進路が開いて、事なきを得た。さらに外に寄れたサトノダイヤモンドの影響で、ディーマジェスティの進路が妨げられた。再び体勢を立て直したサトノダイヤモンドマカヒキに迫るが、マカヒキがもうひと踏ん張りして約8cmの差で勝った。

中団の内という位置取りは、距離損が無くて、脚を溜めるのにはもってこいの位置なのだが、最後の直線で行き場をなくす危険な位置でもある。そのためにセオリーでは、4角で徐々に外に出して、最後の直線で進路を探す。マカヒキは4角で外に出そうとしたが、それができずに内を突いたのだが、運良く前が開いて進路を確保することができた。やはりダービーを勝つにはこのような幸運が必要だ。

一番強い競馬をしたのはサトノダイヤモンドだろう。終始マカヒキの外を走って、最後の直線でも先に仕掛けている。さらに一度外に寄れてから、体勢を立て直してマカヒキに迫ってきた。それよりもなによりもレース中に落鉄をしていた。その不利は大きかったと思う。皐月賞では緩めの仕上げで全力を出し切っていなかった。今回は調教でも大きな負荷をかけて、万全の仕上げで、レースでも全力を出し切った。それでも勝てなかったのは、皐月賞をなめていたからだろう。やはり皐月賞もG1なのだから、万全の仕上げで臨むべきだった。勝っても負けてもその経験はダービーに生きてくる。皐月賞は前哨戦、ダービーで全力を出せと言われても、馬としては戸惑ってしまうだろう。

リオンディーズは皐月賞とは一転後方待機策に出た。桜花賞でジュエラーシンハライトを破った作戦だ。一か八かの奇襲作戦と考えていい。先行、中団追走が有利なこの日の馬場では、よほどペースが上がらなければ後方からの追い込みは決まらない。ハイペースになることを願っての一発勝負だった。それでも4角17番手から、上り最速33.2秒で5着まで追い込んだのはさすがだ。

マカヒキサトノダイヤモンドディーマジェスティリオンディーズは高いレベルで力が接近している。リオンディーズは気性的に操縦性が難しく、その点他の3頭にやや劣るだろう。4着のエアスピネル武豊の先行策が功を奏したが、4着が精一杯で、実力的にはこの4頭からやや劣る。

秋は菊花賞を狙う馬、天皇賞を狙う馬、凱旋門賞を狙う馬と進路が分かれる可能性がある。そうなると、エアスピネルスマートオーディンヴァンキッシュランにも菊花賞を勝つチャンスが出てくるだろう。

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  • erikaさん

    納得でした♪

    2016/05/31 01:34 ブロック

  • erikaさんがいいね!と言っています。

    2016/05/31 01:34 ブロック

  • 風の又サブローさんがいいね!と言っています。

    2016/05/31 01:15 ブロック