藤田菜七子の運命は

ＪＲＡ所属の女性騎手として注目を集めている藤田菜七子騎手は、昨日福島競馬場で６鞍に騎乗して、最高着順が４着でした。これで、３月５日にＪＲＡをデビューして、通算１７１戦４勝となりました。勝率２．３％、連対率６．４％、３着以内８．２％。

もちろん有力馬の依頼は少ないので、勝率が悪いのは仕方ないのですが、それでももう少し良い成績を残さないと、そのうち、力のない馬の依頼も減ってくると思います。そうすると、にっちもさっちもいかなくなります。例えば３着以内を２０％ぐらいにするとかなり目立つと思います。ちなみにルメール騎手は３着以内が驚異の５１％です。

デビューして５か月足らず。結果を求めるのはせっかちでしょうか。プロ野球で、高卒ルーキーの場合、ドラフト上位の選手でも、１軍で通用するには３〜４年の養成期間が必要です。やっぱり、数年単位の長い目で見る必要があるのかなあ。

数年たてば、一流とは言わないまでも、ある程度有力馬の依頼が来るような中堅騎手になれるのか。それとも、やっぱり力不足で、いつまでたってもパッとしない成績のままフェードアウトしていくのか。菜七子ちゃんの運命はいかに。