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2017/05/29 11:13

ダービーローテーション2

ダービーの感想をつれづれに書いてみます。

以前はダービーを狙う馬でも、その前に皐月賞を目標に調教したり、レースを使ったりしてきた。ほとんどの有力馬が最高の仕上げをして皐月賞に集結した。しかし、最近は完全にダービーだけを目標にして、間に合わなければ皐月賞をパスしたり、皐月賞をたたき台に使う有力馬が出てきた。レイデオロもその1頭だろう。去年の暮のホープフルSを勝った後、レースを使わないで皐月賞へ出走した。使わなかったのか、使えなかったのか、その辺りの事情は知らないが、結果的には皐月賞軽視の感じがした。

今年はさらに毎日杯2着ながら皐月賞をパスしたサトノアーサー、喉なりの手術のために出世が遅れて青葉賞からダービーに参戦したアドミラブルと、皐月賞とはメンバー構成がだいぶ変わったダービーとなった。これがダービーの予想を難しくした原因だろう。ただ、結果的に1〜3番人気が1〜3着を独占して、固い決着となった。改めて皆さんの予想の正確さに驚いた。

様々なメディアでダービーの予想が放送されるが、人気サイドの予想は面白くないので、どうしても穴馬を強調しがちだが、実はみんな馬の力をしっかり把握しているいるんだと思う。ペースがスローになって、後方の追い込み馬には不利になりながら3着まで追い込んで来たアドミラブルの実力は一級品で、それを1番人気にしたのは間違いないと思った。ペースを読んで途中で位置取りを上げたルメールの判断と技術は神技と言える。

強いて苦言を呈するなら、初め2番手のトラストの丹内騎手、3番手のアドミラブルの松山騎手が、マイスタイルをもっと突っつけば、ペースが上がったと思うのだが、逆に控えて、横山騎手を楽に逃げさせてしまった。これはブーイングものではないだろうか。特に皐月賞を勝ったアルアインの松山騎手は、可もなく不可もなく、無難に乗っての無難な着順(ハナ差の5着)に納まった。面白くない。「二冠を狙えるのは自分だけ」と言っておきながら、無難な騎乗に終始した。大事に行き過ぎた。80点の騎乗。合格点なのだが…。合格点ではプロでは通用しない。でも、彼にそんなことを求めるのは無理な話で、よく頑張ったと言いたい。

いくらつれづれでも、話をまとめなければいけない。2013年にダービーの賞金が1億5千万円から5000万円増額されて2億円になった。ダービーの権威はますます高まった。皐月賞の賞金は2016年に9700万円から300万円増額されて1億円になった。相対的に皐月賞の権威は低下した。(他のG1の賞金との兼ね合いで、皐月賞の賞金をこれ以上増額するのは難しい)。皐月賞:ダービー=1:2。この賞金の比率が続く限り、皐月賞はクラシックと言い切れなくなると思う。

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