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2017/06/26 10:04

キタサンブラック、敗因分析1(過剰人気)

宝塚記念で1.4倍の圧倒的人気(私の優勝確率30.9%、採算オッズ3.2倍)のキタサンブラックが、11頭立ての9着に敗れました。競馬ではときどきあるとこなので、これ自体は仕方ないのですが、敗因がいまいち腑に落ちないので、しばらくキタサンブラックの敗因について考えてみます。

まず、いつものように私の優勝確率という視点から考えてみます。

■宝塚記念、優勝確率
馬番、馬名、優勝確率、採算オッズ
10. キタサンブラック、30.9%、3.2
5. シュヴァルグラン、19.5%、5.1
11. サトノクラウン、15.4%、6.5
2. ゴールドアクター、15.0%、6.7
8. ミッキークイーン、12.6%、7.9
1. ミッキーロケット、12.1%、8.2
6. シャケトラ、8.8%、11.4
7. レインボーライン、5.5%
9. ヒットザターゲット、1.7%
3. スピリッツミノル、1.7%
4. クラリティシチー、1.7%

まず目につくのが、キタサンブラックの採算オッズです。採算オッズとは、その馬の実力から言って、それぐらいのオッズがつけば、お金を賭ける価値があるというオッズです。キタサンブラックの場合、採算オッズが3.2倍なので、3.2倍以上つけば単勝、馬単の1着付けの馬券を買う価値があるということです。

しかし、キタサンブラックの実際のオッズは1.4倍でした。これは実力以上に馬券が売れた、つまり、過剰な人気がキタサンブラックとその陣営にかかったということです。陣営、つまりスタッフの中では、特に騎手にかかる重圧は大きいものがあるでしょう。いつものようなさえた騎乗ができない、思い違い、ミスなどが出やすくなります。

私は、プレッシャーというものは、目に見えないけれど存在するものと思っています。すべてのアスリートは目に見えないプレッシャーと戦っているのだと思います。単勝オッズ1.4倍というプレッシャーがキタサンブラック武豊に重くのしかかったのだと思います。

もし、それを跳ね返す力があれば、勝利をつかむことができるのですが、今回は力が及ばなかったという考え方です。スタートしてシュヴァルグランシャケトラが、キタサンブラックの逃げを許さない。キタサンブラックが3番手に収まってペースが落ち着くと、サトノクラウンが後ろから突っついてくる。その動きに連動して他の馬も早めに動きだす。自動的に先行勢のペースが上がる。すべての馬がキタサンブラックにプレッシャーをかけてくる。

スタートから4コーナーまでの息の入らない流れと、やや重の馬場でスタミナをすっかり失ったキタサンブラックは、最後の直線では騎手のゴーサインにまったく反応なく、最後はスピリッツミノルにも交わされて9着に負けてしまいました。G1の3連勝がいかに難しいものなのかということを感じたレースでした。

残念なのが、この敗戦で凱旋門賞挑戦が白紙になったというニュースです。今回は大きなプレッシャーがかかって敗れてしまいましたが、この敗戦で次のレースでは人気を落とし、プレッシャーが軽くなります。そうするとまた、キタサンブラック本来のレースができて、変わり身・好走が期待できるのです。たった1度の敗戦で目標をあきらめるのはもったいないような気がします。

ただ、競走馬のローテーションを決めるのは馬主なので、馬主が決めたことは仕方ないことです。凱旋門賞には大きなリスクと代償が伴います。国内戦を使えば、勝つ確率も高いし、賞金も稼げるので、逆に良い選択かもしれません。JRAのレースの売り上げに貢献して2年連続、年度代表馬を目指すこともいいでしょう。

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  • ホワイトヤンキーさん

    shining14さん、コメントありがとうございます。
    本当にキタサンブラックに人気が被りましたね。
    マークが集中しましたし、馬は入れ込むし、騎手もさえない騎乗だったし、
    すごい逆風でした。
    本当に強い馬ならそれを跳ね返せるのですが、キタサンブラックはそこまで強くはなかったということかもしれません。

    2017/06/27 09:42 ブロック

  • みきさんがいいね!と言っています。

    2017/06/27 04:50 ブロック

  • shining14さん

    個人的な意見なのですが、今回のキタサンの敗因は反動+力関係+他陣営のマークだと思っています。同じくレコードで春天を制し、宝塚も制したディープインパクトとの比較になってしまいますが、反動はディープもあった可能性が考えられますが、今回の場合ホワイトヤンキーさんがおっしゃられているように力関係はそこまで抜けていなかったと思います。ディープの時は2着に差をつけてのレコードでしたが、キタサンはシュヴァルと0.2秒差であり他の上位陣も差はなかったという点からも力関係はキタサンがやや抜けた存在という位置づけになると思います。宝塚のメンバーも今回の方がはるかに骨っぽいメンバーでした。そしてそこに春3冠を阻止しようという他陣営のマーク、正直敗因を挙げるとすればこんな感じですかね。キタサンが力は上ですが、今回のように不安要素がある場合は今後も注意した方がいいかもしれませんね。

    2017/06/26 17:18 ブロック

  • 風の又サブローさんがいいね!と言っています。

    2017/06/26 14:18 ブロック

  • デュースさん

    次は秋天って記事を見ましたがどうなんでしょう?
    とりあえず、馬体の問題もないようですし巻き返しを期待ですね!

    2017/06/26 12:20 ブロック