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2017/10/02 10:32

凱旋門賞、スプリンターズSの回顧

■凱旋門賞
エネイブルに騎乗したデットーリ騎手は、2番枠から好スタートをした後、馬を引かずに前に出しています。一番いけないのは中団の内で包まれること。そうすると身動きが取れなくなります。

それを回避するために、先ず前に出て最内に入らないように懸命に馬をコントロールしていました。そのうちアイダホが内に入って、エネイブルはその外につけました。さらに外からかぶせに来たオーダーオブセントジョージのマークをかわして先に行かせるように仕向けています。じれたオーダーオブセントジョージが前に行くと、エネイブルはその直後につけました。つまり、内らちから2列目、前から2番目の絶好の位置を取りました。

ここでほぼ勝負がついたという感じです。いくら強い馬でも、内で包まれて、もまれ続けれると、そこで体力と精神力を消耗して、最後の伸びが鈍ってしまいます。デットーリはそれを避けるために最大限のアクションをしていました。マークしにきたライバルを逆に自分のペースメーカーに利用しています。

後は外からくる馬を見て、4角で外からかぶされないように注意するだけでした。実際、4角で外からくる馬がいましたが、それを難なく交わして、進路を確保して、少し早めにスパートをかけて、後続を抑え込みました。強い馬に乗ったときの確実な乗り方です。

このような合理的で的確な騎乗を見ると、胸がすかっとします。こちらがこう乗って欲しいという乗り方をその通りやってくれました。馬が自分の実力を出し切ることができて、見ていて気持ち良かったです。

レベルの高い海外のレースの馬券を発売して、レベルの高い海外のレースの映像を見る日本人が増えて、一流の騎手がどんな乗り方をするのかを見ることは良いことです。日本馬が負けたのは悔しいですが、良いレースでした。日本馬は、馬の力、調教師の力、騎手の力があるレベルまで高まったときにその夢は実現すると思います。

■スプリンターズS
勝ったレッドフォルクスは、仕掛けてからの加速にやや時間がかかるので、進路が確保されていることが力を発揮する条件です。2着のレッツゴードンキ、3着のワンスインナムーン、4着のスノードラゴンがみんな内を突いて伸びて来たのに対し、レッドフォルクスは外に出して伸びてきました。

本来なら外に出すのは不利なのですが、この馬にとっては内の狭いところを走るより、前が開いた外を伸び伸び走らせる方が良かったということです。一度加速がつくと、ゴールまで加速し続けるので、あっという間に先行馬を差し切ってしまいました。

したがって、直線の長いコースではもっと有利になると思います。ただし、直線が長くても進路を妨げる馬が前にいると厄介なことになる場合もあります。とにかく一度ブレーキがかかると万事休すです。再加速は得意ではありません。

プリントではレッドフォルクスは抜けた存在です。ビッグアーサーが本来の調子を取り戻せば、2番手候補になると思います。その他の日本馬はやや手薄な感じがします。ブリザードが5着と健闘したことを見ると、海外勢にもチャンスがあると思います。

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  • 風の又サブローさんがいいね!と言っています。

    2017/10/03 10:28 ブロック

  • デュースさんがいいね!と言っています。

    2017/10/02 12:06 ブロック

  • tanpukさんがいいね!と言っています。

    2017/10/02 11:05 ブロック